米国ボストンの Nubrella は、両手が自由に使える傘「Nubrella」を開発した。現在、同社 Web サイトでプリオーダーを受け付け中。


「Nubrella」は、手で持つのではなく、バックパックのように背中に背負う傘。通常の傘が1点で全体を支えるのに対し、「Nubrella」は2点で支えるため風に強く、最大風速18メートルの風にも耐えられるという。


「Nubrella」は、バックパックのように背中に背負う傘
「Nubrella」は、バックパックのように背中に背負う傘

2点で支えるため風に強い
2点で支えるため風に強い

Nubrella の創業者兼 CEO である Alan Kaufman 氏は、世界では45億人が傘を使用しているが、そのほとんどの人が傘の使用で片手がふさがってしまうことに不満を覚えていると語る。これまではその代替となる製品がなかったために、多くの人は現行の傘で我慢してきた。だが、「Nubrella」の登場でそれは変わると、Kaufman 氏は述べている。

「Nubrella」を使用すれば、雨の日の「犬の散歩」「スポーツイベント観戦」「ハイキング」「釣り」「車椅子での移動」「テーマパークの行列への参加」や、雪の日の「雪かき」などが、従来の傘を使用するよりもずっと楽にできるようになると、Kaufman 氏は語る。

「Nubrella」を使用すれば、「雪かき」が楽に
「Nubrella」を使用すれば、「雪かき」が楽に

また Kaufman 氏は世界では10億以上の人が通勤/通学に自転車を利用しているが、そのような人々にも「Nubrella」は最適だと語る。「Nubrella」を着用すれば両手がフリーになるので、安全に自転車の運転ができる。また、「Nubrella」を着用して走行すると独自の空気の流れが発生し、かなりの速度で走行しても、傘がとばされたりひっくり返ることはないと主張している。

自転車通勤/通学にも「Nubrella」は最適?
自転車通勤/通学にも「Nubrella」は最適?

「Nubrella」装着時の独自の空気の流れ
「Nubrella」装着時の独自の空気の流れ

「Nubrella」の重さは約1.18キロ。価格は99.99ドルだが、いまプリオーダーすると40ドル引きの59.99ドルで購入できる。出荷は2015年初頭を予定。日本への配送料が別途30ドル必要となる。