ポルシェ「ニューカイエン」および「カイエン GTS」の予約受注が、2014年11月8日から開始される。


「カイエン GTS」の3.6リッター V 型6気筒ツインターボエンジンは、「カイエン S」に搭載されるパワーユニットをパフォーマンス重視で最適化したもの。V 型8気筒自然吸気エンジンを搭載した先代モデルと比べ、最高出力は20PS 高められて440PS、最大トルクは85N・m 増大して600N・m となった。一方、燃料消費量は100km あたり0.9リッター低減されている。「カイエン GTS」の0-100km/h 加速タイムは5.2秒(スポーツクロノパッケージを装着車は5.1秒)。先代モデルより0.5秒(同0.6秒)短縮されている。最高速度は262km/h となった。



サスペンションでは、スポーティなセッティングのポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)を標準装備。車高は「カイエン S」と比べて24mm 低く設定された。オプションのエアサスペンションを装着した場合には「カイエン S」と比較して20mm 低い設定となる。


エクステリアでは、カイエンターボと同じ大型エアインテークを備えるフロントセクションとスポーツデザインパッケージを標準装備。このパッケージでは、輪郭が際立つサイドシルとホイールアーチエクステンションに加え、ルーフスポイラーとリアロアパネルもボディカラーと同色に塗装される。すべてのロゴ、20インチ RS スパイダーデザインホイールなどはブラックに塗装され、印象的なコントラストを生み出している。


インテリアでは、レザー/アルカンターラ仕上げの GTS スポーツシートを標準装備。8-way 電動調節機能が組み込まれており、ヘッドレストには GTS ロゴがデザインされている。


「カイエン GTS」と同時に新しくモデルレンジに加わる「ニューカイエン」に搭載されたのは、最高出力300PS を発生する3.6リッター V 型6気筒自然吸気エンジン。0-100km/h 加速タイムは先代モデルより0.2秒速い7.7秒(スポーツクロノパッケージ装着車は7.6秒)で、最高速度は先代モデルと同じく230km/h。燃料消費量は先代モデルよりも0.7リッター/100km 低減されて9.2リッター/100km で、CO2 排出量は21g/km 低減されて215g/km となった。






希望小売価格は「ニューカイエン」が859万909円(税込)で、「カイエン GTS」が1,389万2,727円(同)。