南太平洋上に浮かぶトレーシー・アイランド。その島にある国際救助隊「サンダーバード」の基地では、サンダーバード1号の格納庫と発射台がプールにカモフラージュされ、1号を守っています。

スイス企業 Cardok が開発した「Cardok」シリーズは、庭にカモフラージュされた駐車場。愛車だけでなく、庭の景観も守ってくれます。



「Cardok」シリーズは、地下立体駐車場を進化させたもの。愛車を駐車した後、油圧昇降機で愛車を地下に格納します。一般的な地下立体駐車場との違いは、その屋根。芝生などでカモフラージュされ、周囲の景色と違和感なく溶け込むようになっているのです。


「Cardok」シリーズの設置にはおよそ3日かかるのだそう。設置工事では、通常の地下駐車場同様、まずは地面に穴を掘って昇降機を設置。このとき、大雨などで駐車場が浸水しないようにするための排水設備や、停電時にクルマを取り出せるようにバックアップ発電機も取り付けます。最後に、駐車場の屋根をカモフラージュして設置工事が終了します。






価格は6万1,000ドル(約731万円)から。駐車場にしては高めですが、盗まれたりいたずらされたりする確率がぐっと下がることを考えると、悪くない価格だと購入者は語っています。でも、本音を言えば、自宅で「サンダーバード」気分を味わいたかったのではないでしょうか? それならば6万1,000ドルという価格も、納得という気がします。