2015年元旦、首都圏の私鉄5社が相互直通運転による「初日の出号」を計画している。乗り換えなしの電車1本で、横浜の海でも、飯能の山でも、好きな場所から夜明けを迎えられる。

横浜、大さん橋からの初日の出、2014年のようす(出典:東武鉄道)
横浜、大さん橋からの初日の出、2014年のようす(出典:東武鉄道)

相互直通運転するのは「東武東上線」「西武池袋線」「西武有楽町線」「東京メトロ副都心線」「東急東横線」「横浜高速みなとみらい線」。2014年の元旦に続く取り組みだ。


1月1日には、東武東上線と西武池袋線からそれぞれ横浜方面に向け、初日の出時間帯に合わせた臨時電車「みなと横浜初日の出号」が出発する。また横浜高速みなとみらい線元町・中華街駅から西武池袋線飯能駅まで「天覧山初日の出号」が走る。

いずれも1本のみの運転。しかも乗るにはかなり早起きが必要だ。例えば西武池袋線飯能駅~横浜高速みなとみらい線元町・中華街駅をつなぐ初日の出号は、朝3時39分に飯能駅を出発し、4時38分に池袋駅へ到着。さらに新宿三丁目駅に4時44分、渋谷駅は4時52分、横浜駅に5時20分といった具合に停車する。

飯能発の「みなと横浜初日の出号」、東京メトロ10000系だ(出典:東京地下鉄)
飯能発の「みなと横浜初日の出号」、東京メトロ10000系だ(出典:東京地下鉄)

それでも首都圏に住んでいて、眺めの良い場所で初日の出を楽しみたいという人には試す価値はありそうだ。初日の出スポットである大さん橋の最寄りである日本大通り駅に臨時停車してくれる。

なお、天覧山初日の出号では、埼玉県飯能市にある小さいが見晴らしのよい山、天覧山で初日の出を迎えたい人向け。山の入り口は飯能駅から徒歩20分。入り口から山頂までは徒歩15分かかる。しっかりハイキングの準備をしておこう。

天覧山の初日の出、2014年のようす(出典:東武鉄道)
天覧山の初日の出、2014年のようす(出典:東武鉄道)

ダイヤは以下の通りだ。

みなと横浜初日の出号(森林公園発)
みなと横浜初日の出号(森林公園発)

みなと横浜初日の出号(飯能発)
みなと横浜初日の出号(飯能発)

天覧山初日の出号
天覧山初日の出号