デンマークは国を挙げて自転車利用を推進している自転車先進国。昨年は首都コペンハーゲンに、高架式の自転車専用道路も設置されたほどだ。


そのデンマーク コペンハーゲン在住のデザイナー Kasper Jensen さんが電動アシスト自転車のプロトタイプを製造した。これは、クルマから自転車への移行を促進するためのものだ。



Kasper Jensen さんがデザインした電動アシスト自転車の特徴は、ケーブル類を極力目に触れないよう隠したことと、電動アシスト機能をすべてフレーム内に収納したこと。これにより、美しい外観を実現した。



Kasper Jensen さんの電動アシスト自転車では、表に見えるケーブルは、フロントブレーキ用のケーブルのみ。また、通常はハンドルバーに取り付けるメーター類はフレームに取り付けられ、ハンドルまわりをすっきりさせている。バッテリーもフレーム内に内蔵された。


デンマークでは、自転車専用道路「サイクリングスーパーハイウェイ」を建設中。これが完成すれば、1万5,000人が自動車から自転車に切り替えると見られている。これが実現したとき、Kasper Jensen さんの電動アシスト自転車は、長距離通勤をする人の貴重な足となるかもしれない。