「衝突回避システム」や「車線逸脱防止支援システム」など、最新のクルマには様々なセーフティテクノロジーが搭載されている。だが古いクルマを大切にし、長く乗りたいという人もいるはずだ。その人たちは安全装備を諦めなければならないのだろうか?

そんな、ちょっと古いクルマを愛する人にぴったりかもしれないのが「CarVi」。既存のクルマに取り付けることで、衝突警告や、車線逸脱警告などの機能を利用可能になる。


「衝突警告」や「車線逸脱警告」機能を提供する「CarVi」
「衝突警告」や「車線逸脱警告」機能を提供する「CarVi」

「CarVi」は、フロントガラスに取り付けて使用するカーアクセサリー。カメラ、3軸加速度センサー、マイクなどを搭載しており、ドライバーの前方をモニタリング。利用者のクルマが前方のクルマに近づき過ぎた場合や、ウィンカーを出さずに車線をはみ出した場合に警告音を発し、ドライバーに注意を促す。

フロントガラスに取り付けて使用する
フロントガラスに取り付けて使用する

「CarVi」が提供できる機能は、最新のクルマに搭載されている「エマージェンシーブレーキ」などの安全装備には遠く及ばない。また、モニタリングしているのは前方のみで、側方や後方など、ドライバーの死角になる場所の危険を察知することはできない。だが少なくとも、ドライバーが居眠りしてしまい、前のクルマに接近し過ぎた場合や、車線をはみ出した場合には、「CarVi」の機能は有効だろう。

最大の機能は、居眠り防止?
最大の機能は、居眠り防止?

「CarVi」にはその他、ドライバーのドライビングスキルを採点する「SKOR」機能もついている。

ドライバーのスキルを採点する「SKOR」機能搭載
ドライバーのスキルを採点する「SKOR」機能搭載

「CarVi」は、クラウドファンディングサイト Indiegogo で出資者を募集中。299ドル出資することで、「CarVi」1台を入手できる。日本への送料は40ドル。出荷時期は2015年8月を予定している。

「近づきすぎだよ…!」
「近づきすぎだよ…!」