米国の発明家 Rich Kronfield さんは、自動車と同じ速度で走れる電動自転車「Raht Racer」を開発した。すでに2つ目のプロトタイプが完成しており、実走テストが行われている。


Kronfield さんは自転車通勤者。どんな天候の日であっても自転車を走らせてはいるが、寒い日や雨の日の通勤は辛いと感じているという。また、交通量の多い市街地を走行するときには、自動車のような、人間の身体を保護してくれるボディが欲しいとも感じるそうだ。

「Raht Racer」は、その“ボディ”を持つ電動自転車。搭乗者がペダルを漕ぐパワーをモーターで増幅し、高速走行を可能にする。


Kronfield さんによれば、一般的な自転車がアコースティックギターであるとするなら、「Raht Racer」はエレキギターのようなものだという。エレキギターの音はアンプによって電気的に増幅されることで、ホールの隅々まで届く大きなものになる。その大きな音は演奏者のピッキングによって生み出されたものではない。だが演奏者が弦を弱く弾けば音が小さく、強く弾けば音が大きくなるのは、アコースティックギターと同じだ。「Raht Racer」の前進エネルギーもまた、搭乗者のぺダリングからすべてを得ているわけではない。だが、ペダルをゆっくり踏めば「Raht Racer」もゆっくり進み、早く漕げば早く進むのは、一般的な自転車と同じだ。


「Raht Racer」は、一般的な成人がペダルを全力で漕いだ場合、時速50キロ程度まで加速できるという。


「Raht Racer」では、ペダルを漕がずにモーターのみで走行することも可能だ。このモードでは、最高時速160キロで走行できるという。


Rich Kronfield さんは現在、kickstarter で出資者を募集中。資金調達に成功した場合、2016年夏ごろの出荷開始を目指すという。米国での販売価格は、3万5,000ドルから4万5,000ドルになる予定。