自転車の安全利用促進委員会は「おやこじてんしゃプロジェクト」と共同で、子どもをもつ20~40代の母親125名を対象に自転車の利用実態についてのアンケートを実施。子どもを自転車に同乗させることで生じる危険を明らかにしている。

自転車に子どもを乗せている時に危険な体験をしたことがあるか尋ねたところ、「転倒」もしくは「バランスを崩した」という回答は合わせて約8割に上った。その原因としては、方向転換や濡れた路面、強風など、さまざまなケースが挙げられている。成長とともに子どもの重量が増えると、バランスを崩す危険性はさらに高まるようだ。

子どもを乗せて自転車を利用している際にした危険な体験(n=125 複数回答)  出典:自転車の安全利用促進委員会
子どもを乗せて自転車を利用している際にした危険な体験(n=125 複数回答)
出典:自転車の安全利用促進委員会

子どもを前後の座席に乗せて走る時、買い物袋などの荷物はどうしているのだろうか。バランスを崩す危険がありながらも、ハンドルにかけたり、自分の腕にさげたりする人も少なくないようだ。一方、「子どもと一緒に買い物に行く際は、カゴに収まるよう、必要最低限しか買わない」「買い物を分けて行う。二回往復」という安全策も聞かれた。

子どもを前後の座席に乗せて走る際の荷物の扱い(n=73 複数回答)   出典:自転車の安全利用促進委員会
子どもを前後の座席に乗せて走る際の荷物の扱い(n=73 複数回答)
出典:自転車の安全利用促進委員会

警視庁の資料によると、自転車に幼児を同乗させたことのある保護者の11人に1人は、同乗させた幼児がケガをする事故を経験しており、その事故の大半は転倒によるものだという。日々の買い物や幼稚園の送迎など、子育て中の人には重宝される自転車だが、事故の危険性も意識しながら利用する必要がありそうだ。