多くのファンに愛されたトヨタ自動車のスポーツカー「2000GT」。映画「007 は二度死ぬ」で登場したオープンカータイプは有名。実は愛知県のトヨタ博物館では今なお走行可能な車両を所蔵しているらしい。

トヨタ 2000GT オープンカー(画像提供:トヨタ博物館)
トヨタ 2000GT オープンカー(画像提供:トヨタ博物館)

1960年代にヤマハ発動機と共同開発したトヨタ 2000GT は、流麗なシルエットや高い性能から自動車ファンを熱狂させた。日本車としては珍しく007シリーズに登場し、海外からの注目も集めた。

銀幕で活躍した 2000GT オープンカーは量産車には存在せず、あくまでフィクションのために2台だけ製作したものだが、実際に乗ってみてもフィーリングは非常によいのだそう。同モデルを収蔵するトヨタ博物館の布垣直昭館長が、Facebook で連載する「館長タイムスリップ試乗記」の中で感想を述べている。

磨き上げられたインテリアは今も見事(画像提供:トヨタ博物館)
磨き上げられたインテリアは今も見事(画像提供:トヨタ博物館)

乗り心地について興味深い解説が読めるが、驚くべきは 2000GT オープンカーが今も走行可能な点。トヨタ博物館では試乗にあたって足回りの老朽劣化していたブッシュ類を交換するなど怠りなく整備を行って、ほぼ半世紀前のクルマの状態を維持しているよう。

さてこの 2000GT オープンカーだが、トヨタ博物館に問い合わせたところ、残念ながら一般展示はないのだとか。あくまでも博物館の保存庫に大事にしまわれている1台という。

せめて今後、イベントなどで期間限定の特別公開をする予定などはないかと尋ねたが、そちらもなしとの返答だった。宝物のように大切に扱っている気配がよく伝わってきた。

ひとまず同博物館が公開した写真をじっくり鑑賞し、どうしても物足りなければ「007 は二度死ぬ」をレンタル DVD ショップで借りて観直すのがよいかもしれない。