Peugeot(プジョー)のホットハッチ「205 GTi」を覚えているだろうか。1980年代に登場し、日本に同社のブランドを広めるきっかけになったクルマだ。その誕生30周年を記念して公式のミニカーが発表された。最新車種「208 GTi」とのセットになっている。


205 GTi は、5ドアハッチバックの「205」をもとにスポーツ仕様の変更を加えた車種だった。左右2ドアとハッチバックを採用し、フロントやルーフエンドにスポイラーを取り付け、バケットタイプのシート、時計の代わりにレブ・カウンター、油温計、水温計を備えたインパネなどを備える。エンジンはオールアルミ製の横置き直列4気筒 SOHC、1590cc。最高出力は106.5PS。


205 GTi
205 GTi

特にエクステリアが人気で、日本車にも似たデザインが登場するなど影響力は大きかった。ミニカーはその雰囲気をよく伝えている。

一緒に並んでいるのは 208 GTi の特別仕様車「30th Anniversary (サーティエス・アニバーサリー)」。赤と黒のツートーンでまとめた「Coupe Franche(クープ・フランシュ)」というボディカラーに塗ってある。

208 GTi 30th Anniversary
208 GTi 30th Anniversary

ミニカーは、プジョーの Web サイトで5月1日までにこの特別仕様車の商談を予約すると、抽選で30人が受け取れる景品。恐らくプジョーオーナーのごく一部以外は手に取る機会もないだろうが、見ているとふと旧車に思いを馳せたくなるようなかたちだ。