羊の皮をかぶった狼
羊の皮をかぶった狼

冊子に毎週付いてくるパーツを組み立てると「ハコスカ」の模型が完成する。という、旧車ファンなら興味をそそられるシリーズを、アシェット・コレクションズ・ジャパンが販売開始した。5月27日から「週刊 NISSANスカイライン2000 GT-R KPGC10」として全国の書店で買える。

ハコスカといえば、日産自動車が吸収合併したプリンス自動車の看板車種「スカイライン」をサーキットで勝つマシンとして鍛え上げたもの。箱型の外見をとどめつつ、レースレギュレーションで最大の性能を発揮する専用エンジンと装備品を組み込み、「羊の皮をかぶった狼」と呼ばれた。


今回はハコスカの中でも2ドアハードトップの後期型クーペを模型にしている。日産自動車と京商の全面協力を得て設計、開発した1/8スケール、全長54.1cm の金属製モデルという。

主要なボディーパーツやフロントグリルメッシュ、エンジンのカムカバーは金属製。シートやタイヤには軟質樹脂素材を使い、実車に近い素材感を出したとか。

 
見本。果たしてこんなにうまく組み立てられるか
見本。果たしてこんなにうまく組み立てられるか


完成モデルの動画も公開中だ。


冊子の内容はというと、観衆を沸かせた数々の勝負、開発者の物語を盛り込んで、ハコスカの伝説を検証する、といった趣向。クルマのメカニズムも解説し、貴重な歴史資料や画像なども掲載するそう。

この冊子、4月末に先行予約販売が始まり、ちょっとした話題になったので耳にしている人も多いかもしれない。5月27日からは一般の書店でも手に取れるようになる。事前申し込みするほど熱心ではないが、気になるという人には悪くないだろう。価格は創刊号が277円(税別、以下同じ)。2号以降は1,666円。

パッケージはこれ
パッケージはこれ

なお定期購読を申し込むと、市価3,000円相当のハコスカ特別映像 DVD とオリジナル GT-R エンブレム特製キーホルダー、模型の特製ディスプレイ台ももらえる。