最近、阪急電鉄が6月から導入する車掌のための携帯情報端末が話題になった。列車の運行に遅延や運休が生じた際にすばやく情報を共有するためのものだが、外見がどう考えてもスマートフォンなのだ。

これこれ、ちょっと気になってる人も多いのでは
これこれ、ちょっと気になってる人も多いのでは

阪急電鉄は従来、遅延や運休は「列車無線」の音声で通達し、それをもとに車掌が乗客に案内していた。今後はさらに電子メールも配信し、より確実に情報を共有できるようにする。


もちろん通話機能もあるので、大規模災害発生時にも、緊急連絡手段の1つとして役立つと阪急は見込んでいる。また振替輸送の取り扱いなど異常時、緊急時の対応に必要な資料を閲覧できるそう。

どれもスマートフォンなら当たり前の機能かもしれないが、きちんと、間違いなく、いつでも仕事に使えるようにしておくのは、意外と大変だろう。導入台数は約300台、ワンマン運転を除く阪急電鉄全線の車掌が持ち歩く。

さて、この車掌さん用スマートフォン、正体と言うか、機種名が気になる人もちょっとぐらいはいるはず。阪急電鉄に問い合わせたところ、NTT ドコモの「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」だそう。

正体はこちら。ちょっと古い機種
正体はこちら。ちょっと古い機種

頑丈さがとりえ
頑丈さがとりえ

ちょっと古い機種だが、頑丈なところが取り柄。米国の軍事規格「MIL-STD-810G」に対応し、耐衝撃、耐温度、耐湿度、防水、防塵性能を備えている。