上りと下りの列車が同じ線路に入ってしまい、立ち往生。そんな事態が、JR 九州の長崎本線で発生した。誰にとっても頭の痛いできごとだが、乗客は慌てず騒がず。中には落ち着いて Twitter で状況を報告している人もいた。

これは困る(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
これは困る(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

トラブルが起きたのは JR 九州の長崎本線。Twitter で実況報告した乗客によると、肥前白石付近で線路に異音を感じたため安全を確認するため、一時停車した。しばらく待つうち、さらに困った事態に。乗客が窓から見ると、同じ線路に上りと下りの列車が鉢合わせしてしまったと分かった。


この区間は上りと下りで1つの線路を使う「単線」になっている。トラブルでダイヤが乱れたためか、2編成の列車が互いに近い距離で向かい合い、身動きがとれなくなってしまった。

双方すぐに列車を止めたため、どちらも無事。ひとまず一方の列車は肥前竜王駅に。乗客は駅に降り、はてどうしたものかと推移を見守っていた。

乗客は落ち着いて事態を見守っていたよう(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
乗客は落ち着いて事態を見守っていたよう(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

駅の広場。トラブルの中でも穏やかな雰囲気(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
駅の広場。トラブルの中でも穏やかな雰囲気(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

写真を撮影した乗客は「みんな見物に降りてきてる。怒ってる人は居らず、諦めムードと言うかこの珍事を楽しんでる。まぁこんなのどかな所だしなぁ」「完全に諦めてビール飲み始めてるリーマン(会社員)発生」と落ち着いて状況を説明。困った場面でも、慌てず騒がず解決を待つ雰囲気を伝えていた。

結局、バスで移動することに(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)
結局、バスで移動することに(Twitterユーザーの厚意により許諾を得て転載)

乗客は結局、別の駅までバスで移動することに。JR 九州に問い合わせたところ、5月22日17時時点で乗客の移送は完了し、人的被害などは報告されていないとのこと。原因などはまだ調査中とのこと。

ともあれ大きな事故にならずよかった、というところだろうか。