竹製フレームの自転車は徐々に増加中。もはや、それほど珍しいものではなくなりつつあります。でも、パーツが金メッキされているとなると、珍しいのではないでしょうか。それが、「Veloboo Gold」です。


「Veloboo Gold」に搭載されたパーツの多くは、既存の高級ロードバイクにも装着されているもの。例えばホイールはフルクラム、ブレーキはカンパニョーロといった具合です。違いは、これらのパーツがみな24金を使って金メッキされていることです。



でもなぜパーツを金メッキしたのでしょうか?「Veloboo Gold」を製作した VELOBOO の Web サイトでは次のように説明されています。

「私たちチームが目指しているのは、非常にユニークな製品を生み出し、“スタイリッシュな自転車”に対するイマジネーションを再定義することだ。私たちのモットーは、機能性を維持しながら、ゴージャスなデザインにも妥協しないこと。『Veloboo Gold』はこのモットーに従い、宝飾品であり、乗って走れる実用品ともなっている」


VELOBOO は金メッキだけでなく、竹の加工にもこだわりを見せています。トップチューブは竹製でありながら、美しいカーブを描くよう加工されています。機能性も高く、地面からの振動をしなやかに吸収する構造になっているのだとか。また、ハンドルバーやシートは高級レザーを使い、VELOBOO がハンドメイドで製作したものだそうです。


 VELOBOOは、「Veloboo Gold」を“実用品”だと主張しています。でも実際には、金メッキされた自転車で外を走るのは、相当な勇気がいりそう。勇気だけでなく、こすってメッキがはげたり、盗まれたりしても、それほど気にならないだけの財力も必要そうです。

価格は日本円にして約511万円。30台の限定生産なので、勇気と財力のある方は急いだ方がよいかもしれません。