岡山県の私鉄、岡山電気軌道が、伝統ある焼き物「備前焼」でできた切符を発行した。地域を挙げての備前焼イベント「BIZENYAKI  marche(ビゼンヤキマルシェ)2015」に合わせ、6月6日から限定200枚だけ発売する。

「リアル硬券」をうたう備前焼の切符
「リアル硬券」をうたう備前焼の切符

備前焼といえば暗い赤褐色で、落ち着いた雰囲気の中にぞくりとするような色気がある。平安時代から作られる「古窯」と呼ばれる歴史ある焼き物で、料亭などで使う高級品という印象が強い。

ところが、過去1000年の間にすっかりできあがったブランドは、高級志向のない層から敬遠される場合もあり、より多くの人に親しんでもらいたいと考える現代の作り手にとっては、悩ましいところでもある。そこで鉄道会社などと組んで、備前焼を身近に感じられるようにと、大胆なイベントを企画している。

備前焼でできた切符はその一環。高度な技術を駆使して厚さ 2mm の板状に焼き上げ、「リアル硬券」として発行した。窯は備前市伊部の「備前焼陶吉」。販売価格は1枚1,000円(税込)。実際に切符としての機能もあり、イベント開催期間の6月6日、7日それぞれ「1日乗車券」として使える。

台紙つき!
台紙つき!

備前焼で電車に乗車できるのは、歴史上初の試みだそう。

さてイベントの内容はというと、備前焼の即売会のほか、有名作家の作品があたる抽選会などがある。買い物以外にも備前焼で楽しむグルメや、自分だけの備前焼を作ったり、会場で買った備前焼のビアマグなどをスワロフスキークリスタルでデコレーションしたりできる催しがあるそう。

岡電のおすすめは、備前焼をスワロフスキーで飾れる「デコ備前」
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