高品質のオーディオ・ビジュアル製品を製造するデンマーク「Bang&Olufsen(バング&オルフセン)」は、英国のサイクリングウェアブランド「Rapha(ラファ)」と共同で、サイクリスト専用のヘッドフォン「H6 RAPHA EDITION」を開発した。

サイクリスト専用のヘッドフォン「H6 RAPHA EDITION」
サイクリスト専用のヘッドフォン「H6 RAPHA EDITION」

「H6 RAPHA EDITION」の特徴は、イヤーパッドにヤギ皮を使用したこと。これは、「ラファ」の「GT グローブ」と同じ素材であり、通気性に優れ、汗を素早く外に逃がすことができる。これにより、自転車で激しい走行をし、大量に汗をかいた場合でも、快適な利用ができるという。


イヤーパッドには「GT グローブ」と同様、ヤギ皮を使用  高い耐汗性を提供する
イヤーパッドには「GT グローブ」と同様、ヤギ皮を使用
高い耐汗性を提供する

ではなぜ「バング&オルフセン」はサイクリスト専用のヘッドフォンを製作したのだろう?販売サイトには次のようにある。

「レースで熱くなっているとき、お気に入りの曲を聴くことで、自分を取り戻せることがある。サイクリストが苦しいとき、音楽は苦しみから解放してくれる」

音楽を聴くことで冷静さを取り戻し、より安全な走行が可能になる。「バング&オルフセン」はサイクリストの安全を守るために、ヘッドフォンを開発したということのようだ。

お気に入りの曲を聴くことで、自分を取り戻せる
お気に入りの曲を聴くことで、自分を取り戻せる

「バング&オルフセン」はまた、レース前のウォームアップでも「H6 RAPHA EDITION」の使用は有効だとしている。ウォームアップ時には身体の活動レベルを高めるだけでなく、レースに向けてモチベーションを上げる必要もあるが、それには例えば、激しいビートの曲などを聴くことが最適だという。販売サイトには次のようにある。

「自転車に乗るときにはいつでも、サイクリストはその状況に合った音楽を聴けるようになっているべきだ」

サイクリストのバッグには、スペアのタイヤと「H6 RAPHA EDITION」  常に音楽といられる環境を
サイクリストのバッグには、スペアのタイヤと「H6 RAPHA EDITION」
常に音楽といられる環境を

価格は403.71ユーロ(約5万6,400円)。なお、日本では公道でヘッドフォンを装着して走行することは禁止されているので、管理された安全なサーキット内などで利用されたい。