各地の空港で深夜、早朝発着の航空便に合わせたバスの運行が盛んだ。福岡県の北九州空港では天神、博多といった都市圏と最短70分で結ぶ「福北リムジンバス」を7月17日から開始する。
 

こうしたバスが盛んな背景には、朝早く、あるいは夜遅くに便がある航空会社の活発化がある。福北リムジンバスも「スターフライヤー(SFJ)」などの深夜便、早朝便の発着に合わせて運行する。
 
運賃は片道1,000円で、「nimoca」などIC乗車券が利用可能。北九州空港発で博多駅、西鉄天神高速バスターミナル前行きと、 天神・博多発で北九州空港行きの両方が走る。
 
例えば深夜の0時55分の北九州空港を出発するバスに乗れば、2時35分までに天神に到着する。また早朝の3時20分に天神を出発するバスでは、4時50分に北九州空港に到着する。
 
それぞれ最終到着便である羽田空港発北九州空港0時35分着「SFJ95便」と、始発便である北九州空港5時30分発羽田空港行きの「SFJ70便」に接続する。
 
バスを運行するのは西日本鉄道グループの西鉄高速バス。今後の新規就航やチャーター便就航の状況に合わせ、増便や臨時便の運行も検討するそう。
 
さらに西鉄バス北九州が運行し、北九州空港と小倉を結ぶ「北九州エアポートバス」も7月17日より1日32往復から38往復に増便となり、始発便、最終到着便に接続できるようになる。
 
なお、これらのバスの充実に合わせて、乗合タクシーは一部休止となる。スターフライヤーによると、7月17日以降は福岡方面、小倉・門司方面行きの受け付けをしないそう。