ホンダは、2015年末に欧州で発売を予定している「CRF1000L Africa Twin(アフリカツイン)」の技術概要について発表した。


「CRF1000L Africa Twin」は、オンオフ問わず、さまざまな道を走破できるアドベンチャーモデル。「どこへでも行ける」をコンセプトに、「True Adventure:真の冒険」に向けた究極の装備を持つモデルとして開発された。2灯ヘッドライトは初代Africa Twinの風貌を踏襲。18.8Lの大容量燃料タンクは、ワンチャージでの航続距離400キロを実現した。



新開発の998ccエンジンはコンパクトながら、最高出力70kW/7,500rpm、最高トルク98N・m/6,000rpmを発揮。「CRF450R」「CRF250R」などのレーシングマシンの開発で培ったノウハウを活用し、これらのモデル同様の4バルブユニカムヘッドと、ホンダのフラッグシップスポーツモデルである「CBR1000RR Fireblade」と同じ素材の軽量カムシャフトを採用している。出力性能にもこだわり、270度位相クランクシャフトによって、どの回転域においてもレスポンスがよく、回転数が上がるにつれて、深みのあるエンジン音を響かせながらしっかりとトラクションを感じさせる一方、2軸プライマリーバランスシャフトにより振動が軽減されている。


ボディは、軽量なセミダブルクレードルフレームの採用によってオフロードでの優れた走行性能とオンロードでの機敏なハンドリングを両立させている。マス集中化により、バッテリーはシリンダーヘッドの後ろに搭載するなど低重心化が図られた。


バリエーションとしては、ホンダ独自技術である二輪車用DCT搭載車をタイプ設定。DCTにはマニュアルモードのほか、良好な燃費性能とクルージング性能をバランス良く実現する「Dモード」、スポーティーな走りを追求した「Sモード」という、2つのオートマチックモードを備えている。


車体色はダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のカラーをまとった「CRFラリー」をはじめ、「トリコロール」「シルバー」「ブラック」の全4種類。


欧州でのメーカー希望小売価格は、スタンダードモデルで1万2,100ユーロ(約164万5,000円)。欧州での発売後、北米や日本などでの販売も計画されている。