東京メトロの「北千住駅」の駅名表示板が「北干住駅」になっていた悲しい誤り。近々すべて交換するそうだが、間違いというのはどこかで起きてしまうもの。乗換案内サービスのジョルダンは、これを機に駅名の入力ミスがあってもルート案内ができるようシステムを改良していくと発表した。

これでしょ?これが入力したいんでしょ?
これでしょ?これが入力したいんでしょ?

7月31日から、ジョルダンの乗換案内で「北干住」と入力すると、「北千住」駅が候補として出てくるようになった。以前は「該当する駅がありません」だった。


以前は「該当する駅がありません」だった
以前は「該当する駅がありません」だった

ジョルダンによると、ただ「違います」と言う従来の表示はやや不親切だった。ユーザーが正しい漢字を知らず入力している場合、あまり助けにならないので、もっと違った対応ができないかと考えていたそう。駅名が読めずスマートフォンから手書き入力をしている人や、外国人観光客などの利用を想定した配慮だ。

実際、以前から「日比谷」ではなく「曰比谷」と検索する人などがいるらしい。どうやら、観光客がスマートフォンで駅名表示板などを撮影し、光学文字認識(OCR)機能を使って検索している可能性があるとのこと。

しかしジョルダンは10年以上前から英語版も運営しており、たいていの駅名表示板には英語名も併記してあるので、外国人観光客はそちらを使えばよい気もする。でも「英語版の認知度が十分でないのか、日本語版を何とか使おうとする人がいます…」だそうだ。

いずれにせよジョルダンは漢字をはじめとする入力ミスに対し適切な候補を表示できるよう、今後システムの改良を進める予定。とりあえず、ありそうでなさそうな誤字を色々と入力して、対応しているかどうか試してみるのも面白いかも。

「曰比谷」もそのうち検索可能になるかも
「曰比谷」もそのうち検索可能になるかも