海外では、竹をフレームに使用した自転車が増えている。竹でフレームを製造する場合、溶接設備などを用意する必要がなく、溶接で使う電気も不要だからだ。なのに高い強度のフレームを製造できる。また竹は成長が早く、数年で製品に加工できるというメリットも持っている。

参考画像:竹製フレームのクロスバイク「BOO Bicycles」
参考画像:竹製フレームのクロスバイク「BOO Bicycles」

その竹を外装に利用した電気自動車作りを目指しているのが、高知県に本拠をおく虎斑竹専門店「竹虎」。同社はクラウドファンディングサイトきびだんごで、「虎竹自動車を作りたい」プロジェクトを始動させた。

虎斑竹専門店「竹虎」がクラウドファンディングプロジェクト  「虎竹自動車を作りたい」を始動
虎斑竹専門店「竹虎」がクラウドファンディングプロジェクト
「虎竹自動車を作りたい」を始動

虎斑竹(とらふだけ)とは、高知県須崎市安和の「虎竹の里」でしか育たない、虎模様が浮き上がる不思議な竹。この地だけの特産品として江戸時代には土佐藩山内家への年貢として献上されていた記録も残っていいるという。

虎模様が浮き上がる不思議な竹「虎斑竹」
虎模様が浮き上がる不思議な竹「虎斑竹」

「虎竹自動車プロジェクト」は、この虎斑竹を使用して2人乗りの電気自動車を製造するプロジェクト。光岡自動車の2人乗り電気自動車「Like-T3」をベースに、竹で外観を仕上げる。持続可能資源である竹と、排出ガスのない電気自動車の組み合わせは、究極のエコカーと呼べるだろう。

虎竹自動車のベースは光岡自動車の「Like-T3」
虎竹自動車のベースは光岡自動車の「Like-T3」

代表取締役の山岸義浩さんは、2008年に京都大学や東洋竹工などが連携して作った「竹かご型電気自動車」を見て「虎竹自動車」製造を思い立ったのだとか。虎斑竹を使うことで外観はさらにユニークなものとし、2人乗りにすることでより多くの人に乗ってもらえることを目指している。

京都大学や東洋竹工などが連携して作った「竹かご型電気自動車」  (トップ画像も「竹かご型電気自動車」)
京都大学や東洋竹工などが連携して作った「竹かご型電気自動車」
(トップ画像も「竹かご型電気自動車」)

山岸さんは、「竹の声が聞こえる」そうだ。

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プロジェクトが目指すのは、「Like-T3」の費用約155万円、虎竹材での外装製作費約150万円など、合計340万円の資金調達。出資者に対しては、虎竹スマートフォンスタンドなどが贈られる。


プロジェクトの詳細については、きびだんごの「虎竹自動車を作りたい」プロジェクトページを参照されたい。