ヤンマーは、トラクターの新モデル「YT463/470」シリーズを11月より販売開始する。世界的工業デザイナーでありヤンマーホールディングスの取締役でもある奥山清行がデザインを手掛けた。

すでにデザイン性に優れたトラクターとしては「YT490/5101/5113」を今春から投入しているが、新モデルははその特徴を踏まえつつ、大規模、集約化が進む国内の「担い手農家」「集落営農」向けの仕様としている。


特徴は毎日乗っても疲れにくく、環境配慮と性能の両立を図ったエンジンを搭載し、レバー類の集約による高い操作性を備え、各種サービスが充実している点。無断変速仕様を11月に、メカミッション仕様を2016年2月に発売する予定。希望小売価格は601万5,600円~898万5,600円(税込)

エンジン防振フレームを採用して振動、騒音を抑え、毎日乗っても疲れにくくなっている。従来モデルに比べ32%広いキャビンを備え、視野角も330度と作業状態を確認しやすい。トランスミッションとの組み合わせにより、最大エンジン回転速度と最高車速を2通り設定し、ワンタッチで切り替えられる。電子制御コモンレールエンジンとDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)により、国内特殊自動車排出ガス4次規制に対応している。

アームレスト一体型レバーを採用。主要なレバー、スイッチ類を集約しており楽な姿勢で操作できる。 計器類も大型のメーターパネルやカラーモニターの採用で、視認性が高く、さまざまな情報を確認できるようになっている。

稼動状況、作業日報などの営農支援、盗難抑止機能、エラー情報通知サービスなどお客様の農作業をサポートするスマートアシストを標準装備。また50時間使用後、ヤンマー推奨項目の点検を行う。