Castro「M1」は都市生活者向けの自転車。ライフスタイリストの厳しい要求を満たすよう、細部までこだわってデザインされた。「ワイヤー類を排したルックス」「狭い場所にも収納できるスリムなデザイン」が特徴。

Castro「M1」は「ワイヤー類を排したルックス」  「狭い場所に収納できるスリムなデザイン」が特徴
Castro「M1」は「ワイヤー類を排したルックス」
「狭い場所に収納できるスリムなデザイン」が特徴

「M1」のホイールは20インチと小径。だがシートポストには600ミリを採用し、一般的な自転車から乗り換えた場合でも違和感をそれほど感じさせないデザインとしている。


600ミリのシートポストで、大人の男性も乗車可能に
600ミリのシートポストで、大人の男性も乗車可能に

「M1」の最大の特徴は、ワイヤー類を徹底排除したスッキリした外観。「M1s」モデルでは制動装置に「コースターブレーキ(ペダルを逆回転させて制動するブレーキ)」を採用し、ブレーキレバーやワイヤーを排除している。変速機には自動変速タイプ(内装2段)を搭載。シフトレバーやシフトワイヤーを排した。

「M1s」モデルに搭載されたコースターブレーキ&内装2段自動変速機
「M1s」モデルに搭載されたコースターブレーキ&内装2段自動変速機

ハンドルバーからレバ―&ワイヤーを排除した
ハンドルバーからレバ―&ワイヤーを排除した

「M1」には「M1c」というモデルもあり、こちらはフロントにキャリパーブレーキを採用。後輪にはドラムブレーキが搭載されているため、前後ブレーキ用のブレーキレバーやワイヤーが取り付けられている。変速機は内装3段。「M1s」とは異なり、手動変速のためハンドルバーには変速レバーが取り付けられた。だが、目に触れる場所へのワイヤーの露出は最小限に留め、その多くの部分をフレーム内に隠し、ミニマルデザインを維持するよう努めている。

「M1c」モデルに採用されたフロントキャリパーブレーキ  慣れたブレーキで、ちょっと安心?
「M1c」モデルに採用されたフロントキャリパーブレーキ
慣れたブレーキで、ちょっと安心?

後輪にはドラムブレーキ&内装3段変速機を搭載
後輪にはドラムブレーキ&内装3段変速機を搭載

若干ケーブルが見えてしまっているが、可能な限りミニマルデザインを維持している
若干ケーブルが見えてしまっているが、可能な限りミニマルデザインを維持している

もうひとつの特徴は狭い場所に収納できるスリムなデザイン。「M1」は折り畳めるわけではないが、ハンドルを90度横にすることができる。また、ペダルも簡単に取り外しが可能だ。これにより、23センチ幅の隙間があれば、「M1」の収納を可能とした。Castroでは、壁に掛けて収納するのもおススメだとしている。

ハンドルは90度横に倒せる  (前から見た画像)
ハンドルは90度横に倒せる
(前から見た画像)

(横から見た画像)
(横から見た画像)

ペダルは簡単に取り外せるため  幅23センチの隙間に収納可能
ペダルは簡単に取り外せるため
幅23センチの隙間に収納可能

壁にかけて収納できる
壁にかけて収納できる

アクセサリーも豊富。雨の日の通勤・通学向けに、専用雨よけが販売される。また、子どもの送り迎え向けには、チャイルドシートも用意されている。

専用の雨よけ
専用の雨よけ

シートポストに取り付けるチャイルドシート  …でも、これではせっかくのミニマルデザインが台無しのような?
シートポストに取り付けるチャイルドシート
…でも、これではせっかくのミニマルデザインが台無しのような?

価格は2段自動変速機とコースターブレーキを搭載した「M1s」が825ユーロ、3段変速機と後輪ドラムブレーキ(前輪キャリパーブレーキ)を搭載した「M1c」が875ドル。残念ながら、販売は欧州限定で、日本へは配送してくれないとのことだ。

「M1s」は、日本で走行するのは厳しいかも?
「M1s」は、日本で走行するのは厳しいかも?