BMWは、3シリーズのプラグイン・ハイブリッド(PHV)モデル「330e(サン・サン・マル・イー)」の注文の受付を本日より開始した。納車は2016年3月からを予定。

330eは、3シリーズのスポーティなキャラクターに「BMW i」に初搭載された電動化技術「eDrive(イードライブ)」を組み合わせたPHVモデル。


2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッションと一体化された電気モーターを組み合わせ、システム・トータルの最高出力185kW(252ps)、最大トルクは420Nm(42.8kgm)を発揮し、時速100kmまで6.1秒(ヨーロッパ仕様車値)で加速。電気モーターのみでの走行の場合(「MAX eDrive」モードでの走行時)、時速120kmまでの速度域で、最長距離36.8kmまでゼロ・エミッション走行が可能となっている。

前後重量配分は、約50対50を実現し、BMW特有のスポーティで俊敏なハンドリング性能を楽しめる。


電気モーターとガソリン・エンジンのオペレーション・モードは、「eDriveボタン」で切り替えることで以下3つに設定できる。

AUTO eDrive: 電気モーターとガソリン・エンジンが最適なバランスで連動するデフォルトの走行モード。時速約80kmまではゼロ・エミッション走行が可能。
MAX eDrive: 時速120kmまでの速度域で、電気モーターの駆動力のみでゼロ・エミッション走行が可能。キック・ダウン操作によりエンジンが始動。
SAVE Battery: バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行するとともにガソリン・エンジンによる発電を行う。現状のバッテリー残量の低減を抑えるとともに、バッテリーの充電量を最大50%まで増やすことが可能(充電量50%以上の場合は残量を維持)。

安全面では、カメラにより前方の監視を行い安全なドライビングに貢献する以下3つの機能を備えた「ドライビング・アシスト」を標準装備。

レーン・ディパーチャー・ウォーニング: 車線の逸脱をドライバーに警告。
前車接近警告機能: 衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告。
衝突回避・被害軽減ブレーキ: 追突が不可避な場合、システムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避・被害の軽減を図る。また、歩行者検知機能により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動。

その他に、ミリ波レーダー・センサーにより前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御する「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」、車速に応じてパワー・ステアリングのアシスト量を可変制御する「サーボトロニック」を標準装備する。

希望小売価格は、5,540,000~5,990,000円(消費税込み)。