Bentley Motors(ベントレー)は、新モデルFlying Spur V8 Sをラインナップに加えることを発表した。

Flying Spur V8とFlying SpurのフラッグシップW12モデルとの中間的存在を担うV8 Sは、エンジンの出力向上とサスペンションの改良などのパワーとパフォーマンスを重視したチューニングが行われ、快適性を損なうことなくボディコントロールとハンドリングを向上させた。


V8 Sツインターボエンジンは、507PS(373kW)のV8エンジンにチューニングを施し、最高出力は528PS(388kW)、最大トルクは1,700rpmで680Nmを発揮する。100km/hまで4.9秒で加速し、最高速度は306km/hに達する。

巡航時に8気筒の内の4気筒を休止する可変シリンダーシステムは、快適な走りを損なうことなく燃費を向上させ、パワーが必要になると、自動的かつシームレスに8気筒での燃焼に切り替わる。

その他にも、高圧燃料の直噴システム、低摩擦ベアリング、温度管理システム、充電システムを利用したエネルギー回生システム、ターボチャージャーのパッケージングなどを採用し、効率性を高めている。

Bentley Flying Spur V8 Sは、ジュネーブモーターショーで世界初公開され、発売は2016年の夏を予定している。