トヨタはZ世代向けのコンセプトカー「uBox」を米国で発表した。大学院生の意見が取り入れられたデザインが特徴。


Z世代とは、1990年代後半以降、インターネットや携帯電話が当たり前のように身の回りに存在する時代に生まれ育った人たち。今後、クルマの主たる購入者になる人たちだ。そのZ世代を惹きつけるため、トヨタのデザイナー&エンジニアは米国Clemson大学の大学院生たちと2年間に渡ってコラボレーションを実施した。

その成果は、他に類をみない外装として結実。ミニバンとSUVと装甲車の特徴を合わせ持ったようなエクステリアは、既存のカテゴリーには分類できない、ユニークなものとなった。


「uBox」の販売ターゲットとして想定されているのは、平日はクルマをビジネスで使う起業家。彼らが車内でもオフィス内同様にシームレスに仕事を続けられるよう、インテリアにはPCやタブレット、スマートフォンを利用しやすい仕組みが組み込まれている。




ターゲットとされる人たちは、週末にはキャンプや音楽フェスに出かけることも多いと想定されている。友だちの引っ越しに駆り出されることもあるだろう。このような状況に対応できるよう、シートアレンジはフレキシブル。クルマを“仕事”や“移動”の他、“ソーシャルネットワーク”を広げるツールとして使いたいZ世代に向け、荷物や自転車など様々なものを搭載可能なシートレイアウトを可能にしている。



トヨタの報道発表資料のタイトルには、「U Asked For It, U Got It.」とある。このタイトルが示す通り、「uBox」は若い世代にクルマを買ってもらうため、彼らの要求を聞き、それを形にした一台となった。


トヨタとClemson大学のチームは4月12日(米国時間)、デトロイトで開催されるSAE 2016 World Congress and Exhibitionで「uBox」を公開する予定。