「Schaeffler ESSENZ」は、オーストリアのインダストリアルデザイナーAlexander Knorrさん、Florian Blambergerさんが提案する屋根付きの電動アシスト自転車。欧州におけるCO2削減に向けた取り組みにおける、代替交通ソリューションの一つとしてデザインされた。

通勤手段をクルマから自転車に変えることで、CO2排出量を低減できるだけでなく、都市部での交通渋滞も緩和できる。だが、自転車での通勤は雨の日には困難。通勤者本人が濡れてしまうだけでなく、バッグやその中の書類・PCなども濡れてしまう可能性が高い。

「Schaeffler ESSENZ」は、この問題を解決するために提案された電動アシスト自転車デザインアイディア。アクリル製のフードを取り付けることで、雨の日の通勤を可能にした。


同様のコンセプトを持つ自転車は他にも多く存在しているが、「Schaeffler ESSENZ」ではフードの面積を最小限にし、通勤者が“自転車に乗っている”感覚を維持可能にしたのが特徴。また、すっぽりとフードで覆われた自転車は乗り降りしにくいが、「Schaeffler ESSENZ」であればこの問題も発生しない。

電動アシストではあるが、テクニカルなパッケージを最小限として、製造コストを下げることも目指している。


フード付きやシェル付きの電動アシスト自転車がいまひとつ普及していない最大の理由は価格。安い物でも4,000ドル以上、高いものでは4万ドル以上するものもある。「Schaeffler ESSENZ」はまだデザインアイディアの段階で販売の予定はないようだが、そのもくろみ通り既存のフード付き・シェル付き電動アシスト自転車よりも低価格で販売できれば、本格的な普及が始まるかもしれない。