Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット

Fiftytenが、Jeep Gladiator向けサイズのキャンピングカーキットの販売を開始しました。武骨でワイルドな外観のJeep Gladiatorのイメージはそのままに、手軽に一泊できる設備を追加できます。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
Fiftytenが、Jeep Gladiator向けサイズのキャンピングカーキット発売

Fiftytenはピックアップトラックをキャンピングカーにコンバートするコンバージョンキットで知られる企業。その特徴は、キットを「トレイ」「ボックス」「ルーフトップテント」の3つのコンポーネントに分割している点にあります。


トレイを荷台に設置することでここにフラットな空間を創出。その上にボックスを設置することで、ボックス内部にキッチンや収納、テーブルなどを利用者の好みで設置可能となります。トレイ下には水タンクを設置するスペースが用意されました。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
トレイを荷台に設置した状態

オートキャンプをする時には、利用者はボックス内からキッチンを引き出し、収納から食材を取り出して調理します。そして、ボックスから引き出したテーブルで食事を取る、という仕組みです。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
トレイの上にはボックスを設置
(画像はフルサイズピックアップトラック用のキット)

ボックスの上にはルーフトップテントが設置され、利用者はこのテントに就寝します。テントはポップアップタイプで設営には数分しかかからないのだとか。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
ボックス上のポップアップテントで就寝
(画像はフルサイズピックアップトラック用のキット)

このルーフトップテントはFiftytenのキットに実用性を与えた重要なパーツ。荷台に設置されたボックス短すぎて就寝には適さないのですが、ルーフトップテントはオーバーキャブタイプ。身体を伸ばして寝るのに十分な長さを取れます。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
荷台よりも長いベッドで就寝可能

価格は3万2,800ドル(約354万円)から。なお、キットにはマットレスは付属しますが、インテリアは米国のGoose Gearがぴったりなものを販売しており、そこから好みのものを購入するシステムになっています。

Jeep GladiatorをキャンピングカーにするFiftytenのキット
DIYの精神を具現化したそうです

前述の通り、FiftytenはJeep Gladiatorだけでなく、他メーカーのピックアップトラックに合ったキットを販売しています。自分の持っているクルマにぴったりなキットもあるかもしれません。