西武鉄道は、30000 系 Smile Train(スマイルトレイン)を一部リニューアルし、12月25日より運行する。従来の「~人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両~」というコンセプトとデザインはそのままに、使いやすさの向上、省エネルギー化に配慮した車両にしたという。

30000 系 Smile Train
30000 系 Smile Train

今回のリニューアルで、運転性能を維持しつつ省エネルギー性を向上させた主回路装置を採用。これにより、現行より走行時の消費電力が10%削減されるという。また、車内の LED 照明の本格採用により、現行照明装置から消費電力が30%削減されるそうだ。


そのほか、スマイルビジョンを現行の15インチから17インチに拡大し、視認性を向上させた。また荷棚の高さを 50mm 下げ、荷物の上げ下ろしを容易にしたほか、現状の丸パイプをガラス化することで細かい荷物が落下しない構造にしたという。

リニューアルによる主な変更ポイント
リニューアルによる主な変更ポイント

今後3か年(2013年~2015年)で84両(10両6編成および8両3編成)の新造を予定しており、そのうち2013年度は 28両(10両2編成および8両1編成)を新造したという。