中目黒周辺を夜歩いていると、レーザー光線で歩道に描かれたレストランやバーの看板(?)をよく目にします。その多くは、レーザー光線でワイングラスやケーキなどを描いたもの。一目で何の店だか分かるようになっています。物理的な看板と違い、場所を取らないので道をふさぎませんし、動きもあるので目を惹きます。

そんなレーザー光線の特徴を活かした自転車用のライトが開発されました。それが「Blaze」。この製品は2012年に Kickstarter による資金調達に成功し、昨年末から製造を開始。現在、同社の Web サイトで予約を受け付けています。価格は200ドル。いま予約すれば、製品を3月に受け取れる見込みです。

レーザー光線の特徴を活かした自転車用ライト「Blaze」
レーザー光線の特徴を活かした自転車用ライト「Blaze」
 
Blaze は自動車による自転車の巻き込み事故を減らす目的で開発された自転車用ライト。レーザー光線を使い、自転車の5メートル前方に自転車のマークを描きます。これによって、自転車が走行していることを自動車のドライバーに伝える仕組みです。


自転車のライトは道を照らすというよりも自転車の存在を周囲に知らせるもの。でも、それほど明るくはないので、自動車のヘッドライトには埋もれてしまいがちです。Blaze は拡散しないレーザー光線を利用しているため、ヘッドライトの光に埋もれることなく、存在を主張できるわけです。

Blaze を開発したロンドン在住の Emily Brooke さんによれば、英国では自転車事故の79%が自動車による巻き込み事故なのだとか。そしてその原因の一つが、自動車が自転車を認識していなかったことなのだそう。Brooke さんは、この状況を改善するために Blaze の開発を思いたったのだそうです。

Blaze 利用イメージ  右側を走行するバスに自転車の接近を知らせています
Blaze 利用イメージ
右側を走行するバスに自転車の接近を知らせています

Blaze には1,500mAh のバッテリーが内蔵されており、一回の充電で最大6時間の使用が可能。長さは110mm で重さは200g と、自転車用ライトとしては標準的なサイズです。


さてこの Blaze、自転車以外のマークを描画することも、技術的には可能なようです。将来的には、複数のマークから選択可能になるかもしれません。例えば、「子どもを自転車用チャイルドシートに乗せたママチャリ」マークなんていかがでしょう? 自動車のドライバーさんが、より慎重に運転してくれる気がします。

中には道路に広告を描画するなど、このライトを悪用(?)する輩も現れるかもしれません。そうなると安全上の問題が発生するし、なにより、道路が広告で埋めつくされた、鬱陶しいものになってしまう気がします。