折り畳み自転車のメリットは、小さく折り畳んで持ち運び可能なこと。でも多くの人は購入後しばらくすると、折り畳まなくなるそうです。中には買ってから一度も折り畳んだことがないというツワモノも。

折り畳まなくなる理由は2つ。1つは折り畳む作業が面倒な点。もう1つは重さ。折り畳んで見た目がコンパクトになったとしても、その重量は13~15キロ程度というモデルが多く、これを運ぶのはかなり大変です。

ドイツ ハノーバーの Kwiggle Bike は、これらの問題を解決する折り畳み自転車「Kwiggle Bike」のプロトタイプを開発。Eurobike 2013 で公開しました。現在、商品化に向けた取り組みを続けています。

飛行機に手荷物として持ち込める「KWIGGLE BIKE」
飛行機に手荷物として持ち込める「KWIGGLE BIKE」

「Kwiggle Bike」は、折り畳むと飛行機の機内に手荷物として持ち込めるサイズになる自転車。おそらく世界最小で、サイズはこれまでの折り畳み自転車のおよそ60%程度に収まっているそう。折り畳み時のサイズは 55 x 40 x 25cm で重量は 7kg と、多くの航空会社の手荷物サイズ基準を満たしています。また、折り畳みに必要な時間は10秒以下であり、折り畳むのが面倒だという問題も解決されています。

折り畳んだ状態の「Kwiggle Bike」
折り畳んだ状態の「Kwiggle Bike」

「Kwiggle Bike」の特徴は、特許取得済みのギアシステム、折り畳み機構、そしてシートデバイスの3点なのだそう。

ギアシステムでは、ギアディベロップメント(ペダル1回転で進む距離)で4.5メートルを実現。これにより、小型の折り畳み自転車でありながら、最大時速25km 程度での走行を可能にしています。このスピードで走行できるなら、十分実用に耐えますよね。同社はまた、ギアディベロップメントが7.5メートルの製品開発にも取り組んでいるとか。

折り畳み機構では、通常の自転車よりもペダル部分を後ろに取り付けたのが特徴。折り畳み機構のある箇所とクランクセットを離すことで、折り畳み作業を容易にしています。

クランクセットが後輪のすぐそばに設置されてます
クランクセットが後輪のすぐそばに設置されてます

シートは「wiggle」な動きをするのが特徴。「wiggle」とは、「小刻みな動き」を意味するのだそう。その名の通り、シートは搭乗者がペダルを漕ぐ度に小刻みに動き、通常のシートよりも快適な乗り心地を提供するそうです。「wiggle」は、「Kwiggle Bike」という製品名の由来にもなっています。

フレームはアルミ製。タイヤサイズは持ち運びし易い8インチと、よりスピードを出せる14インチの2タイプ展開になる予定。また、重量はプロトタイプの 7kg からさらに軽量化し、6kg の実現を目指しているそうです。

手荷物サイズの自転車であれば、キャリーバッグに入れて持ち歩いたり、バックパックに詰め込んで世界中を旅したり、といった使い方も現実的になりそうですね。

あとは、強度。筆者は以前、A-bike を保有していたことがあります。とても便利だったのですが、購入後半年で壊れてしまいました。一日10キロ程度走行していたので、当然と言えば当然。A-bike はそのような使い方を想定したものではないためです。でも、普通の自転車であれば、もっと長期間使用できますよね?

A-bike  これも、本当に素敵な折り畳み自転車でした
A-bike
これも、本当に素敵な折り畳み自転車でした

「Kwiggle Bike」が A-bike より頑丈にできているかどうか、個人的にとても気になってます。