IHI は2月5日、社会福祉法人洗心福祉会(三重県津市)から、高齢者介護施設「浜島地域密着型ケアセンターシルバーケア豊壽園向け「津波救命艇」1艇を受注したことを発表した。同社における津波救命艇の受注は2号艇目。

量産型津波救命艇
量産型津波救命艇

津波救命艇は、津波の激しい流れや瓦礫から逃れ、命を守るための乗り物。津波警報が発令された際、近くに高台または“津波避難ビル・タワー”が無い場合や、急いで避難することが難しい避難困難地域の住民、幼児、高齢者などの要援護者のために開発された。避難者が艇内で安全に過ごせるように、転覆しても元の状態に戻る自己復元性能や、秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備えているという。

今回受注した「津波救命艇」の大きさは、長さ 8.4メートル(緩衝材含む)、幅 2.9メートル、高さ 3.1メートル。定員は25人。完成・引き渡しは3月を予定しているという。

同社は2012年10月に、国土交通省 四国運輸局から津波救命艇の試作艇の開発・製造の委託を受け、2013年3月に試作艇を完成させた。また、同8月には四国運輸局から「津波救命艇ガイドライン(四国運輸局策定)」の基準を満たしていることの承認を受けた。