3月に控えたパリ市長選挙候補者の Nathalie Kosciusko-Morizet 氏は、パリ市内の使われなくなった地下鉄の駅を、公共施設やアミューズメント施設に再利用する公約を唱えている。英国メディア Gurdian などが伝えた。

よく見ると見覚えのある空間  (出典:oxoarch.com)
よく見ると見覚えのある空間
(出典:oxoarch.com)

パリには現在16の廃駅がある。一部はホームレスの冬期用シェルターや映画のロケ地として使われているが、中には1939年に閉鎖されたまま放置されているものも存在するそうだ。


国民運動連合(UMP)が推す中道右派政治家の Kosciusko-Morizet 氏は、建築家や都市プランナーに協力を依頼し、廃駅再利用のイメージを2月上旬に発表。線路とホームの空間を巧みに利用し、プールや劇場、ナイトクラブ、さらにはレストランにまで変身を遂げている。同氏は、これらはあくまで活用例であり、当選した際はパリ市民にもアイデアを募集するとしている。

HeyHey、騒音も気にしないぜ!  (出典:oxoarch.com)
HeyHey、騒音も気にしないぜ!
(出典:oxoarch.com)

電波通じるかな  (出典:oxoarch.com)
電波通じるかな
(出典:oxoarch.com)

こうした施設ができれば、パリ市民にとって有益であるとともに、新たな観光スポットにもなりそうだ。なお、The WEEK は、もし彼女が市長に選ばれなくてもこのプロジェクトが実現される可能性を示唆している。

雨の日も歩ける公園  (出典:oxoarch.com)
雨の日も歩ける公園
(出典:oxoarch.com)