「ハムスターホイール」に入れらたハムスターは、高速で走り続ける。足がもつれて倒れ、ホイールごとぐるんぐるん回るはめになったとしても、すぐに体勢を立て直して再び走り続ける。だが、ハムスターは、ホイール内で走っていて、本当に楽しいのだろうか?

米国ブルックリンのギャラリー「PIEROGI」では、巨大ハムスターホイール「In Orbit」が展示されている。ホイール内では2人のアーチストが「ハムスター気分」を体験中だ。アーチストたちは緊急時以外はホイールを一切離れず、2月28日から3月9日までホイール内での生活を続けるという。

ホイールの中で過ごす「ハムスター体験」?
ホイールの中で過ごす「ハムスター体験」?

人間用ハムスターホイールを製作したのは、Ward Shelley さんと Alex Schweder さん。3階建のビル程度の大きさを持つこのホイールは、4週間かけて製作された“アート”作品。だが、ホイールはこれ自体では未完成であり、2人が生活することで“アート”として完成するという。

ホイールには「椅子」「ベッド」「キッチン兼バスルーム」「机」が設置されており、2人は部屋から部屋へとゆっくり歩いて移動しながら、普段通りの生活を営むことが可能だ。

ホイールには「椅子」「ベッド」「キッチン兼バスルーム」「机」が設置されている
ホイールには「椅子」「ベッド」「キッチン兼バスルーム」「机」が設置されている

Shelley さんはハムスターホイールの外側、ホイールの頂点部分で生活している。一方、Schweder さんはハムスターのように、ホイールの内部で生活する。

頂点で生活する Shelley さんと、ハムスターのようにホイール内で生活する Schweder さん
頂点で生活する Shelley さんと、ハムスターのようにホイール内で生活する Schweder さん

2人はホイールの内側と外側に分かれてはいるが、常に同じ行動を取ることになる。例えば、ホイールの外側のベッドが頂点に来たとき、ホイール内部のベッドは一番下に位置する。このため、両者は同時に睡眠を取ることになる。

別々に暮らしていても、心は一つ?
別々に暮らしていても、心は一つ?

In Orbit の展示時間は12時から6時まで。最終日は夜10時まで。その間2人のアーチストの暮らしぶりは、多くの観客に“観察(?)”され、ハムスター気分を多いに味わうことになる。

2人の生活は、多くの観客から“観察”される
2人の生活は、多くの観客から“観察”される

さて、ハムスター生活は、楽しいのだろうか?終了後に、2人に尋ねてみたいものだ。

なお、ホイールは2人が退去した後も、4月9日まで設置される。