ホンダは、外観を一新し、スポーティーな走行とロングツーリングの快適性を高めたスポーツツアラーモデル「VFR 800F」を4月18日発売する。価格は135万円。


新型「VFR 800F」は、開発コンセプトを「大人のスポーツバイク~ Elegant Sport ~」に設定。車体の軽量化に加え、空力性能を追求したカウリングや、トラクション・コントロール・システム(TCS)の採用、熟成を図った水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・V型4気筒エンジンなどにより、市街地での扱いやすさとロングツーリングでの快適性をさらに高めている。


スタイリングでは、シャープなエッジと質感の高さを追求。ボディーは、ラジエーターの搭載位置を前側に移動し、コンパクトでスポーティーなイメージとしている。フロントは、シャープな新デザインのカウルに LED ヘッドライトを採用。精悍さを際立たせている。


車体・足回りは、シートレールを従来モデルのスチール製からアルミダイキャスト製に変更。また、スイングアーム、フロントフォーク、ホイールを新設計するとともに、マフラーのレイアウトを右側に一本出しにするなどで、大幅な軽量化を図っている。シート回りは、スリム化を図ることで足着き性に配慮するとともに、シート高を標準仕様である809mm から20 mm 低い789mm に変更できるなど、取り回しやすさも考慮している。

エンジンは、低・中回転域の力強さを向上させるために、吸・排気系とバルブタイミングを見直し。また、回転数によって稼働するバルブ数を切り替える HYPER VTEC を継承している。

カラーバリエーションとしては、VFR シリーズ伝統の「ヴィクトリーレッド」と、都会的で引き締まったイメージの「ダークネスブラックメタリック」の2色を用意している。