ドイツ ケルンの VELOGICAL は、自転車を電動アシスト自転車に変えるコンバージョンキット「Velospeeder」のプロトタイプを公開した。


コンバージョンキットは、欧州を中心に人気が高まりつつある製品。えん乗りでも以前、英国ロンドンの Rubbee Ltd. が販売する「Rubbee」を紹介した。だが現在販売されているコンバージョンキットはサイズが大きく、重量も馬鹿にならないものばかり。例えば「Rubbee」では、その重量は6.5キロに達する。ロードバイクの重量が10キロ前後、クロスバイクが12キロ前後ということを考えると、「Rubbee」の取り付けはかなりの重量増を招いてしまうことがわかる。

コンバージョンキット「Rubbee」  その重量は6.5キロ
コンバージョンキット「Rubbee」
その重量は6.5キロ

「Velospeeder」は、この問題を解決するコンバージョンキット。世界最小、最軽量を謳っており、バッテリーを含む総重量は1.6キロ程度に収まる予定だ。これだけ軽ければ、自転車の重量増を気にせずに利用できるだろう。

「Velospeeder」を取り付けた自転車  小型なので、ほとんど目立たない  バッテリーはフレームバッグ内に収納されている
「Velospeeder」を取り付けた自転車
小型なので、ほとんど目立たない
バッテリーはフレームバッグ内に収納されている

「Velospeeder」の特長は動力の伝達方式にある。「Rubbee」ではタイヤに動力を伝えていたが、「Velospeeder」では後輪のリムに動力を伝えて走行する仕組みとなっているのだ。

「Velospeeder」は後輪のリムを左右から挟み、動力を伝える
「Velospeeder」は後輪のリムを左右から挟み、動力を伝える

VELOGICAL はもともと、自転車用ライトに電力を供給する“ダイナモ”のメーカー。タイヤではなく、リムから発電用の回転力を得る製品を得意としている。同社はダイナモ開発で培った、後輪のリムを擦り減らさず、それでいてダイナモを空転させず、最大の回転力を得るための技術を「Velospeeder」に応用。小型でありながら、時速20キロ前後での走行を可能にするパワフルなコンバージョンキットの製作に成功した。

VELOGICAL の販売している自転車ライト用ダイナモ  「Velospeeder」とデザインが似ている
VELOGICAL の販売している自転車ライト用ダイナモ
「Velospeeder」とデザインが似ている

販売開始は、2015年初頭の予定だ。