ホンダは、「第30回 大阪モーターサイクルショー2014」の会場で発表され、大友克洋氏によるコミック作品『Akira』に登場する「金田バイク」のようだと評された「NM4」2タイプのうち、「NM4-02(エヌエムフォー ゼロツー)」を6月10日発売する。


「NM4」は、「近未来」と「COOL」を開発のテーマに設定し、これまでのモーターサイクルとは一線を画した独自のスタイリングを実現したモデル。今年4月に発売された「NM4-01」と合わせ、2タイプが販売される。


参考画像:今年4月に発売された「NM4-01」
参考画像:今年4月に発売された「NM4-01」

「NM4」のスタイリングでは、既存のモーターサイクルの枠に捉われない、全く新しいデザインにチャレンジしている。スタイリングのテーマを、「フロントマッシブスタイリング」と「コックピットポジション」に設定。フロントデザインは、大胆な面構成と塊感を表現し、フェアリングにビルトインしたミラーや LED ヘッドライトの採用によって、特徴的なフロントフェイスを実現した。

参考画像2:「NM4」に影響を与えたとされる『AKIRA』に登場する金田バイク   ミラーはフェアリングにビルトインされている
参考画像2:「NM4」に影響を与えたとされる『AKIRA』に登場する金田バイク
ミラーはフェアリングにビルトインされている

「NM4-02」は、ボリューム感のあるリアデザインを採用し、ETC 車載器などの充実装備を追加したモデル。リアデザインでは、「NM4-01」がテールカウルを絞り込むことで「フロントマッシブスタイリング」をより強調しているのに対して、「NM4-02」はリア回りにもボリューム感を持たせたスタイリングを採用している。

「NM4-02」では、リア回りにもボリューム感を持たせている
「NM4-02」では、リア回りにもボリューム感を持たせている

「NM4-02」のリアボディーはデザイン性のみならず、実用性も考慮。左右それぞれ約7.5L の容量を持つユーティリティーボックスを搭載した。また、LED ウインカーランプをリアボディーにビルトインすることで、「NM4-02」独自のスタイリングを形成している。

リアボディーの左右にユーティリティーボックスを搭載
リアボディーの左右にユーティリティーボックスを搭載

容量は約7.5L
容量は約7.5L

LED ウインカーランプをリアボディーにビルトイン
LED ウインカーランプをリアボディーにビルトイン

その他、ツーリングなどで利便性の高い ETC 車載器と、5段階の温度調節が可能なグリップヒーターを装備している。

ツーリングで利便性の高い ETC 車載器と
ツーリングで利便性の高い ETC 車載器と

グリップヒーターを装備
グリップヒーターを装備

カラーバリエーションは、「マットバリスティックブラックメタリック」と「パールグレアホワイト」の2色。メーカー希望小売価格は116万1,000円。

「マットバリスティックブラックメタリック」
「マットバリスティックブラックメタリック」

「パールグレアホワイト」
「パールグレアホワイト」

足回りやエンジン、メーターなどの仕様については、「NM4-01」と共有している。