ジェットスター・ジャパン(以下、ジェットスター)は、7月18日~8月31日までの夏期期間中、成田=高松路線を1日1往復(GK413便、GK414便)増便し、合計3往復を運航する。片道の通常運賃は4,990円~。


これに先駆け、筆者も先日ジェットスターの成田=高松便を利用してみたのだが、これまでの LCC のイメージをくつがえすほど快適な空の旅を体験することができた。


2012年に就航して以来、順調に搭乗率を上げているジェットスター。その人気の理由を、筆者自らの体験も踏まえ以下に述べてみたい。

◆なんといっても機体がカッコいい

まずはなんといっても、機体のデザインがシンプルでカッコいい。シルバーベースに鮮やかなオレンジの星マークが入った機体はとてもスタイリッシュだ。

近くで見るとドキドキする
近くで見るとドキドキする

◆“空席連動型”の運賃形態で、直前でもお得

ジェットスターでは、日数ではなく残席数に応じて運賃が変動する“空席連動型”の運賃形態がとられている。そのため、出発直前の便でも残席数が多ければ、安い運賃で利用することが可能だ。

突然「今週末はおいしいうどんが食べたい!」と思い立ち、直前に航空券を予約しても、残席数さえ多ければ安く買うことができるのだ。ちなみに早朝便などは安く買える可能性が高いらしい。

◆コンビニで航空券が買える

ジェットスターは、オンラインやコールセンターでの予約に加え、全国のローソン、ミニストップに設置されている端末「Loppi」でも航空券の予約・購入が可能。現金での決済となるため、クレジットカードを持っていない人やオンラインでの購入が苦手な人にとっても便利なチャネルとなっている。

現在、コンビニで航空券の直接販売をしているのはジェットスターのみだそうだ。

◆JAL マイルが貯まる

ジェットスター便に搭乗すると、出資会社でもある豪カンタス航空、日本航空(JAL)のマイレージが加算される。ただし、加算されるのは追加料金を支払った場合のみ、積算率は25%となっている。

◆食事や預け手荷物は「カスタマイズ」

ジェットスターでは、お客が自分に必要なサービスだけを選べるよう、食事や飲み物も「必要な分だけ」を基本運賃に追加するスタイルが採用されている(エコノミークラス)。フライトによって、食事の事前予約や機内販売での購入が可能だ。

また、ジェットスターが他のエアラインと大きく違う点は、預け手荷物がすべて有料ということ。

機内に持ち込める荷物は、国内・国際線エコノミークラスで手荷物1個と小型品目1個、合計10kg まで。国際線ビジネスクラスで手荷物2個と小型品目1個、合計20kg まで。これを超える荷物は、15kg から最大40kg まで5kg 単位で重量を選び、必要分の料金を支払って預けることになる。

◆革張りシート&清潔感のある機内

機体はすべて新造機なので、清潔感があってとてもきれい。シートはすべて革張りで、高級感もある。

座席後ろのシートポケットをひざ下ではなく上に設置することで、足元を広く取れるような工夫もなされている。筆者も搭乗前は「LCC だから狭いのかな?」と思っていたのだが、良い意味で期待を裏切られた。

高級感ただよう革張りシート
高級感ただよう革張りシート

また、他航空会社と同じく空港チェックインの際には「キオスク発券機」も利用できる。設置された発券機をパネルで操作すれば、航空券が発券される仕組みだ。筆者のようなせっかちには大変ありがたい。

慣れていれば1分で発券できちゃう!?
慣れていれば1分で発券できちゃう!?

 
ただし、慣れていない人やサポートが必要な人は、もちろん親切なスタッフが案内してくれるので心配無用。パネルの操作に自信がなければ、まっすぐ有人のチェックインカウンターへ向かおう。

奥に見えるのがカウンター
奥に見えるのがカウンター

以上が、筆者が肌で感じたジェットスターの魅力だ。気になる方は、ぜひ1度利用してみてほしい。その良さがさらに理解いただけるのではないかと思う。

この夏は高松便も増えることだし、ジェットスターを使って家族や友達とおいしい「うどんの旅」に出かけてみるのもいいかもしれない。

高松上陸の際は「うどんパスポート」をお忘れなく
高松上陸の際は「うどんパスポート」をお忘れなく