ハーレーダビッドソンは、「Project LiveWire」 を発表した。これは同社が開発した電動バイクに対する顧客からのフィードバックを得る目的で、全米各地で開催される同バイクの体験ツアーだ。


ハーレーダビッドソンと言えば、大排気量の空冷エンジンが特徴。エコで静かな電動バイクとは対極にあるオートバイだ。ハーレーのファンには、そのエンジンから生み出される独特のサウンドに惹きつけられている人も多い。なのに、なぜ電動バイクを開発しているのだろうか?



ハーレーダビッドソンは、米国の素晴らしさとは、常に新しいものを取り入れ、自己改革を続けてきたところにあると述べる。その米国を代表するオートバイメーカーであるハーレーダビッドソンも、米国同様、常に自己改革を続けてきた。電動バイク開発もそのような自己改革の一環であり、米国らしく、ハーレーダビッドソンらしい活動であると、同社は説明している。



サウンドについても心配は無用のようだ。この電動バイクには、独特のサウンドが与えられているという。

ハーレーダビッドソンの電動バイクに対するレビューを掲載した米メディア「Cycle World」は、ハーレーダビッドソン主任エンジニアである Jeff Richlen 氏による次の発言を紹介している。

「このバイクのために我々が開発したサウンドは、ハーレー独自のものだ。決して静かではなく、むしろその対極にある。モーターのために選択されたアーキテクチャによって生まれた、非常に特徴的なサウンドになっている」


ハーレーダビッドソン電動バイクのモーターサウンド

同メディアの Jeff Richlen 氏は、ハーレーダビッドソンの電動バイクの乗り心地は、電動バイクというより「本物のバイク」のようであったと感想を述べている。


Project LiveWire は、6月24・25日のニューヨークを皮切りに、全米30都市を巡る予定だ。