テレビ東京で月曜の深夜に放送されている『充電させてもらえませんか?』。これは、電動スクーターに乗り横浜をスタートし、330キロ離れた日本海を目指すという番組だ。

この番組を見て痛感するのは、電動スクーターでバッテリー切れを起こした場合、充電場所を探すのが大変だということ。そして充電場所が見つかった場合でも、充電には時間がかかるということだ。番組で使用されている電動スクーターでは、バッテリーを80%充電するために3時間を必要とする。次に走行可能になるまで3時間待たなければならないというのは、あまりにも厳しい。

米国カリフォルニア州の ProGo Recreation はプロパンガスで走行するスクーター「ProGo 3000」を開発した。現在、市販に向けて kickstarter で出資者を募集中。すでに目標金額の2倍以上の資金調達に成功しており、2014年10月の出荷開始を決めている。


「ProGo 3000」は、キャンプストーブなどで使用するカセットタイプのプロパンガスを使用するスクーター。最大で125キロまでの人と荷物を載せて、最高時速32キロで走行できる。だが、「ProGo 3000」自体の重量は15.9キロに抑えられており、折り畳んで電車やバスに持ち込むのも容易だ。

「ProGo 3000」は、カセットタイプのプロパンガスを使用する
「ProGo 3000」は、カセットタイプのプロパンガスを使用する

最高時速32キロで走行可能
最高時速32キロで走行可能

折り畳めば電車やバスに持ち込める
折り畳めば電車やバスに持ち込める

「ProGo 3000」は、カセット1本で50~65キロ程度の走行が可能。『充電させてもらえませんか?』での走行ルートであれば、カセット5本程度で走破できる。カセットが空になった場合でも、交換には1分もかからないため、旅が中断されることはない。

カセット1本で50~65キロ程度の走行が可能
カセット1本で50~65キロ程度の走行が可能

実際には「ProGo 3000」で日本の公道を走行する許可を得ることはできないだろう。そもそも、この形状の折り畳み式スクーターで300キロ以上走行するという旅自体、あまり想像したくない。「ProGo 3000」は、あくまでも、駅から会社までなどの「ラストマイル」の移動に適した乗り物だ。


とはいうものの、カセットのプロパンガスを乗り物の燃料として利用するというのは、非常に興味深い発想。同様の機能を持ち、公道を走れる製品が日本でも登場することを期待したい。

小売価格は449ドルを予定している。