ランドローバーの新型コンパクトSUV「Discovery Sport(ディスカバリー・スポーツ)」が公開された。5人乗り SUV と変わらないスペースでありながら、5+2人搭乗用にアレンジ可能なシートシステムが搭載されている。


「ディスカバリー・スポーツ」では、デザインが主導的な役割を担っている。デザインにあわせてエンジニアリングの整合性をとることで、5+2名用のシートアレンジが可能なインテリア・スペースが実現された。



ランドローバーのデザイン・ディレクター兼チーフ・クリエーティブ・オフィサーであるジェリー・マクガバン氏は次のように語っている。

「我々が挑戦したのは、プレミアムなデザインと優れた多用途性の両立だった。≪中略≫『ディスカバリー・スポーツ』のダイナミックなデザインは、顧客の感情に訴えかけ、共感が得られると信じている。そしてこの車は他のどのプレミアムコンパクト SUV よりも、優れた多用途性を提供する」


多用途性の提供は、インテリアデザインにも表れている。キャビンには、工夫を凝らした収納が組み込まれた。また、最大4つの12V コンセントと6つの USB チャージ用ソケットが用意され、複数の電子機器を同時に充電可能になっている。



オンロードでは、ロングストロークのしなやかなサスペンションと、革新的なマルチリンク式リア・アクスルの相乗効果により、快適で洗練されたドライビング・エクスペリエンスが提供される。その一方、オールテレイン走破能力も確保。テレイン・レスポンス・テクノロジーを搭載し、アプローチ・アングル25度、デパーチャー・アングル31度、ブレークオーバー・アングル21度、最大渡河限界600mm を誇り、あらゆる条件下においてクラストップの能力を発揮する。




「ディスカバリー・スポーツ」では、安全性にもフォーカスがあてられた。クラス初となる歩行者用エアバッグ、自動緊急ブレーキ、そして、超高張力鋼と軽量アルミニウム製の両素材を使用した最先端ボディシェルが採用されている。


エンジンでは、4気筒ターボチャージドのガソリンユニットとディーゼルユニットをラインナップ。オールアロイ製 Si4 2.0リッター・ガソリンエンジン、および2.2リッター・ターボ・ディーゼルエンジンはどちらも、ストップ/スタート・テクノロジー、高圧燃料直噴装置、低摩擦の内部コンポーネント、スマートな回生充電機能を採用し、高いパフォーマンスと燃料効率を実現している。


発売は2015年初頭の予定。