今年6月に紹介した「PATCHNRIDE(パッチンライド)」が、米国ラスベガスで開催中の「Interbike 2014」に登場した。


「PATCHNRIDE」は、自転車のパンクを1分以内で修理できる画期的なツール。チューブに空いた穴を「Air Seal Patch」と呼ばれる特殊樹脂で塞ぐため、後でパッチを使った修理をする必要はない。パンク穴がある場所を調べる際には、「PATCHNRIDE」に付属する「Leak Detector」と呼ばれる特殊な液体を使用する。


「Leak Detector」をタイヤに塗れば
「Leak Detector」をタイヤに塗れば

パンク箇所がわかる
パンク箇所がわかる

その箇所に「PATCHNRIDE」を挿して「GO」ボタンを押せば、修理は完了!
その箇所に「PATCHNRIDE」を挿して「GO」ボタンを押せば、修理は完了!

「Interbike 2014」では、「PATCHNRIDE」を使用してパンク修理を実施した場合、チューブがどのようになるのか、タイヤの一部を切断して公開された。米国の自転車メディア BikeRumer がその画像を公開している。

「PATCHNRIDE」を使用してパンク修理を実施したチューブ  (画像出典: BikeRumer)
「PATCHNRIDE」を使用してパンク修理を実施したチューブ
(画像出典: BikeRumer)

BikeRumer が伝えたところによれば、このチューブは「PATCHNRIDE」での修理後、「Interbike 2014」に出展されるまでに約7,200キロ走行したが、走行に支障はなく、空気漏れもなかったそうだ。

「PATCHNRIDE」は8月6日からクラウドファンディングサイト Indiegogo で出資者の募集を開始。9月16日時点ですでに目標額を大幅に上回る5万8,230ドルの資金調達に成功し、製品化を決定している。10月5日までに30ドルの出資をすれば、年内に「PATCHNRIDE」を受け取ることが可能だ。日本への送料は20ドルとなっている。

30ドルの出資で入手可能なパッケージ  本体1個(上)、パンク修理用ポッド2個(左下)、「Leak Detector」2個(右下)
30ドルの出資で入手可能なパッケージ
本体1個(上)、パンク修理用ポッド2個(左下)、「Leak Detector」2個(右下)