先日、初めて日本を訪れた米国人が、東京の電車に乗って驚いていていた。多くの人がスマートフォンの画面を見ながら駅のホームを歩き、画面から目を離すことなく電車に乗りこみ、タッチパネルを操作しながらシートに腰かけていたからだ。

「まるで二宮金次郎ですね」

米国人は、(半分)感心しながらそんな感想をもらした。

「Travel Trac Book Caddy」は自転車用のブックスタンド。これを自転車に取り付ければ、自転車で走行しながら本を読むことができる。そう、どういうわけか、米国人にもその名が知られている二宮金次郎のように。


もちろん、自転車で走行しながら読書などして良いわけがない。「Travel Trac Book Caddy」はかなり分厚い書籍も置けるような形状になっているので勘違いしてしまうが、本来はその名称が示す通り、ロードマップなどを置くためのスタンドだ。開発者は、サイクリストがバッグからロードマップを取り出す手間を省けるよう、この製品を作ったという。

だがそうだとしても、この製品はちょっと変だ。自転車のこの場所にこの形状のものを取り付けて走行したら、走行時の風圧でマップはあっと言う間にどこかに飛んでいってしまうだろう。風切り音も相当にやかましいはずだし、空気抵抗も大きそうなので、真剣に走りたい人はいらいらするはずだ。

販売サイトのコメントを見ると、「Travel Trac Book Caddy」の購入者は自転車をローラー台に載せ、室内トレーニングをする際に利用しているようだ。室内トレーニングをしながら、iPad で動画を楽しんだり、kindle で本を読んだりしている。なるほど、そのような使い方であれば、この製品は意味があるのかもしれない。

ローラー台での室内トレーニング時に使用すれば安全?  本を読む余力があるかは疑問だが…
ローラー台での室内トレーニング時に使用すれば安全?
本を読む余力があるかは疑問だが…

価格は19.99ドル。米国の通販サイトなどで購入できる。だが、おススメはしない。