ホンダの新型「レジェンド」が、2015年1月22日に販売開始される。ライバルたちを凌駕する最高出力382ps を実現している。


約2年半ぶりに登場した5代目レジェンドで注目すべきは、ホンダの最新3モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド SH-AWD」が搭載されている点だ。


「スポーツハイブリッド SH-AWD」では、前輪の駆動には車体前部に設置された V 型6気筒3.5L 直噴 i-VTEC エンジンを使用する。前部にはジェネレーターとして機能するフロントモーターも設置されている。後輪の駆動では、後部に配置された2つのリアモーターを使用。この1エンジン+3モーターを制御し、走行状況に応じて「前輪駆動」「後輪駆動」「四輪駆動」の3つの駆動方式と、「EV ドライブ」「ハイブリッドドライブ」「エンジンドライブ」の3つの走行モードの中から、最適な組み合わせを選択する仕組みだ。モーターは、減速時にはエネルギーを回生する役目も果たし、16.8km/L(JC08モード)という優れた燃費性能を達成した。

2つのリアモーターは、左右後輪の駆動力だけでなく、減速力も自在に制御するトルクベクタリングを可能にしており、高い操縦安定性を実現している。


エクステリアでは、流麗でダイナミックなエアロフォルムを追求。室内空間の豊かさを感じさせるエレガントキャビンと力強いワイド&ローフォルムを表現した。ヘッドライトでは、「ジュエルアイ LED ヘッドライト」を採用。ロービームは路肩まで鮮明に照らし出す「スーパーワイド配光」を実現している。


インテリアでは、従来モデルとほぼ同等の全長としながらも、後席空間を大幅に拡大。足を組んでもゆとりのある広さを確保するなど、クラストップレベルの居住性を確保している。また、インストルメントパネルやドアライニング、アームレストなど、乗員が触れる部位には革の風合いを生かしたソフトパッドを採用するなど、全席に包み込まれるような安心感をもたらす空間とした。


オーディオの開発パートナーには、米国 KRELL(クレル)社を選定。同社の技術とノウハウを車体の設計段階から導入することで、究極のリアリズムを実現した。室内空間に合わせて最適に配置された14個のスピーカーが、すべての席に臨場感あふれるサウンドを届ける。


メーカー希望小売価格は、680万円。