三陸鉄道は、イメージキャラクタ「鉄道ダンシ」のライトノベル化を発表し、原作の公募を始めた。最優秀賞には賞金10万円と副賞、印税収入が付く。新選出イラストレータによる描き下ろしイラスト付きで、鉄道関連のライトノベル出版実績がある創芸社から刊行予定。締切は2015年2月20日必着としている。

三陸鉄道の「鉄道ダンシ」(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)
三陸鉄道の「鉄道ダンシ」(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)

鉄道ダンシは、三陸鉄道の社員などとして描かれた架空の美青年達。


設定では、地震で大きな打撃を受けた三陸鉄道に、復興の力になりたいと2012年4月1日にまず2人が入社。実家が漁師で釣りが趣味の「恋し浜レン」と実家が酪農家で乳製品やワインが好きな「田野畑ユウ」で、それぞれ南リアス線・恋し浜駅と北リアス線・田野畑駅で駅務や営業、三陸復興にかかわる業務を担当している。

南リアス線・恋し浜駅を象徴するキャラクタ(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)
南リアス線・恋し浜駅を象徴するキャラクタ(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)

北リアス線・田野畑駅を象徴するキャラクタ(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)
北リアス線・田野畑駅を象徴するキャラクタ(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)

その後、新たに復興支援先で恋し浜レンと交流を深めた恋ヶ窪ジュンが父親と同じ西武鉄道に就職して国分寺線・恋ヶ窪駅に勤務。3人はそれぞれ資格取得や技術取得に向けて道を歩み出した、ということになっている。

西武鉄道との協力で生まれたキャラクタも(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)
西武鉄道との協力で生まれたキャラクタも(イラスト:カズキヨネ、出典:三陸鉄道)

今回募集するライトノベルの原作は、この設定に沿って3人の物語を描く内容。応募資格はプロ、アマチュア、年齢、性別を問わず。作品は未発表かつ日本語で書かれたオリジナル作品であればよく、ジャンルは恋愛、学園、人情、ミステリ、それにファンタジーや SF、バトルアクションまで自由だ。10代~20代の読者を想定している。最優秀賞は賞金10万円と副賞、それに印税収入。また優秀賞は賞金5万円と副賞が獲得できる。

応募には、公式サイトからエントリーシートをダウンロード。印刷、記入の上、作品タイトルとあらすじ、それに作品本文とともに指定の宛先に発送する。手書き原稿や CD-R などは不可で、印刷物のみ可とのこと。