
(第一世代商品)
Bikesystems は、現在バイク用 HUD を市販している唯一のメーカー。多くのメーカーやスタートアップ企業がこの市場に参入しているが、一般のバイクライダー向けに HUD を販売を開始しているのは、Bikesystems だけだ。今回公開された「BIKEHUD ADVENTURE」シリーズは、第一世代商品である「BIKEHUD CLASSIC」と比較して、小型軽量化された他、いくつかの新機能が搭載されている。

(第一世代商品)
今回発表された第二世代 HUD のうち、ベーシックモデルの「BIKEHUD ADVENTURE」は、ライダーのスマートフォンに依存するスタンドアロンのキット。HUD 内にバイクの走行速度や現在時刻などを表示する他、スマートフォンの GPS を活用して「GPS ナビゲーション」を表示可能だ。

(ヘルメット右サイドに装着した例)

中級モデルの「BIKEHUD ADVENTURE PLUS」には、バイクに取り付ける BIKEHUB とバイクのハンドルに取り付けるスイッチが含まれる。「BIKEHUD ADVENTURE」の速度計はスマートフォンの GPS を利用しているため、表示速度と実際の速度の間に若干のタイムラグが生じる。だが、「BIKEHUD ADVENTURE PLUS」では、BIKEHUB の働きにより、より正確な走行速度の表示が可能だ。その他、現在選択されているギア、エンジンの回転数などについても表示できる。

バイクに取り付ける BIKEHUB などが付属する
最上位モデルの「BIKEHUD ADVENTURE VISION」では、バイク前方および後方に取り付けたカメラからの映像を HUD 内に表示。走行時のライダーの死角を減らせる。カメラは、手元のスイッチで切り替え可能。走行時の映像を記録することも可能だ。

フロント/リアビューカメラが付属する

Bikesystems は現在、「BIKEHUD ADVENTURE」シリーズの市販化に向け kickstarter で出資者を募集している。資金調達に成功した場合、2015年8月頃出荷を開始する予定だ。
