新型ハイブリッドセダン「GRACE(グレイス)」が本田技研工業(ホンダ)から発売された。燃費のよさと、5ナンバーサイズながら広々とした室内空間が特徴。


FF と 4WD の2種類を設定している。全長4,440×全幅1,695mm。全高は FF 式が1,475mm、4WD 式が1,500mm。コンパクトだが、ホイールベースは2,600mm と広い。



エクステリアはクーペ風の流れるようなフォルムを意識している。プラチナメッキ仕上げのフロントグリルと、4灯式 LED ヘッドライトをつなげて、先進感、ワイド感を強調した。


ホンダのパッケージングのノウハウを生かして、「アコード ハイブリッド」に迫るリア席の空間を確保したという。


また FF 式は容量 430L のトランクルームもあり、IPU(インテリジェントパワーユニット)を床下に収納し、ランクスルーを可能としている。

インテリアは、インストルメントパネルのデザインや、メタル調の輝き、ソフトパッドパネルの触り心地や縫製表現などが特徴。センターコンソールの背面にリア席用のエアコンアウトレットを設置した。


スマートフォンの充電にも活用できるアクセサリーソケットを、フロント席用の1つに加えリア席にも2つ装備する。オーディオ面では、インナードアハンドル前に設置した前後計4つのツィータを含め8スピーカを採用している。

パワートレインには、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」を搭載し、1モータシステムでありながら EV 発進が可能。JC08モードで34.4km/L という低燃費の仕様になっている。

安全機能は、標準装備として「VSA(車両挙動安定化制御システム)」や「ヒルスタートアシスト機能」、急ブレーキ時に後続車へ注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」などがある。オプションとしては、30km/h 以下での追突防止を支援する「シティブレーキアクティブシステム」「サイドカーテンエアバッグシステム」「前席用i-サイドエアバッグシステム(容量変化タイプ)」をセットにした「あんしんパッケージ」が選べる。

なお、乗り降りがしやすい助手席回転シート車も指定できる。


グレイスの希望小売価格は195万円(税込)から。詳細は同社の Web サイトで確認されたい。