12月28、29、30日に開催される日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット87(冬コミ)」に合わせ、会場周辺の公共交通機関で臨時ダイヤが実施される。ゆりかもめ、りんかい線、km フラワーバス、リムジンバス、水上バスなどがそれぞれ予定を公表している。

コミックマーケットは3日間に延べ数十万人が訪れる巨大イベントであり、例年のことながら大量の参加者をさばくため、各交通機関は開催期間中の運転本数を充実させる。なおインターネットの乗換案内サービスでは、こうした臨時ダイヤがすべて反映されるとは限らないので、注意が必要だ。

以下に各交通機関のダイヤを紹介する。

  • ゆりかもめ(新橋、豊洲~ビッグサイト)
  • りんかい線(大崎、新木場~ビッグサイト)
  • km フラワーバス(浜松町~ビッグサイト)
  • リムジンバス(新宿、成田空港、羽田空港~ビッグサイト)
  • 水上バス(日の出桟橋、浅草、豊洲~ビッグサイト)
  • 京急バス(横浜~ビッグサイト)
  • 都営バス(東京、門前仲町、豊洲~ビッグサイト)

なお、ほかにツアーバスなどで独自に冬コミ会場となる東京国際展示場(ビッグサイト)への直行便を企画しているところもあるが、今回は割愛した。

■ゆりかもめ

コンピュータ制御による自動運転を採用した新交通システムのゆりかもめでは、始発電車の繰り上げ運転などを行い、早朝から参加者が会場に入れるよう配慮する。
 
ゆりかもめのようす(出典:ゆりかもめ)
ゆりかもめのようす(出典:ゆりかもめ)

ゆりかもめに乗った場合、ビッグサイトからの最寄り駅は「国際展示場正門前」。JR各線への乗り換えで都心にアクセスしやすい「新橋」駅との往復で利用する人が多い。国際展示場正門駅~新橋駅間の片道運賃は切符190円、IC 185円、所要時間は22分。

臨時ダイヤでは、通常は6時台の始発電車が、新橋発は5時20分に、豊洲発は時5時30分になる。

早朝の運転間隔は4~8分。具体的には新橋発が5時20分~7時40分のあいだ、豊洲発が5時30分~7時53分のあいだ、このペースで運転する。

日中の運転間隔は3.5分。具体的には新橋発が7時44分~19時34分のあいだ、豊洲発が7時58分~19時21分のあいだ、このペースで運転する。

臨時ダイヤについての詳細は同社の Web サイトから PDF形式でダウンロードできる。

■りんかい線

東京臨海高速鉄道が運行するりんかい線では早朝と日中の時間帯を中心に列車を増発し、合わせて一部の列車の運行時刻を変更する。
 
りんかい線のようす(出典:東京臨海高速鉄道)
りんかい線のようす(出典:東京臨海高速鉄道)

りんかい線に乗った場合、ビッグサイトからの最寄り駅は「国際展示場」。JR各線へ乗り換えられる「大崎」駅との往復で利用する人が多い。またJR 埼京線との直通運転もしているが、JR区間は別料金なので注意が必要。国際展示場駅~大崎駅間の片道運賃は切符330円、IC 329円。所要時間は13分。

12月28日と30日は土休日ダイヤとなり短い間隔で列車が運行する。一方、29日は平日ダイヤとなりかなり緩やかな間隔で運行する。

まず上り線は28日と30日、朝5時台の大崎発3本の増発をはじめ、19本の臨時列車が運転する。29日には朝5時台の大崎発2本の増発をはじめ5本の臨時列車が走る。

下り線は28日と30日、朝6時台の新木場発3本の増発をはじめ、17本の臨時列車が走る。29日には朝5時台の新木場発1本の増発をはじめ3本の臨時列車が運転する。

詳しいダイヤは同社の Web サイトからPDF形式でダウンロードできる。

■km フラワーバス

国際自動車の路線バス「kmフラワーバス」は、以前に廃止になった都営バスの一部路線を引き継いで運行しており、臨時ダイヤで浜松町駅とビッグサイトを結ぶ増発便を運転する。
 
km フラワーバスのようす(出典:国際自動車)
km フラワーバスのようす(出典:国際自動車)

臨時ダイヤにより、浜松町駅前の始発は、通常7時12分のところ5時30分に繰り上がる。また9時12分までのあいだに実に11本の増発便が走る。一部はビッグサイトへの直行便だ。

浜松町駅前発の増発便を含む臨時ダイヤ(データ出典:国際自動車)
浜松町駅前発の増発便を含む臨時ダイヤ(データ出典:国際自動車)


また12時40分から16時までのあいだに12本の増発便を運転する。こちらも浜松町駅前への直通便を含む。

ビッグサイト発の増発便を含む臨時ダイヤ(データ出典:国際自動車)
ビッグサイト発の増発便を含む臨時ダイヤ(データ出典:国際自動車)

片道運賃は210円。所要時間は30分。ただし直行便は20分で着く。国際自動車は Web サイトには臨時ダイヤを掲載していない。詳しい情報は事業所または電話窓口で確認されたい。

■リムジンバス

成田・羽田空港と直結する東京空港交通のリムジンバスは冬コミ期間中、羽田、成田両空港とビッグサイトをつなぐバスに加えて、JR 新宿駅西口とビッグサイトをつなぐ直行便を発行する。

リムジンバスのビッグサイトでの乗り場(出典:東京空港交通)
リムジンバスのビッグサイトでの乗り場(出典:東京空港交通)

新宿駅発とビッグサイト発で、利用方法がかなり異なるので注意が必要。

新宿駅発は朝5時の便のみで、渋滞などの影響がなければどの公共交通機関よりも早く5時35分ごろにビッグサイトに到着できると打ち出している。

完全予約制で、バス出発時刻の25時間前までに「ウェルネット」で申し込み、コンビニエンスストアで支払いと、チケットの発券を済ませる。12月11日から手続きが可能になる。

一方、ビッグサイト発は夕方のみ。15時20分、16時20分、17時20分の3本の便がある。予約はできず、先着順による座席定員制のため、満席の場合は乗車できない。

いずれも片道運賃は720円。所要時間は35分。詳細については同社の Web サイトで確認できる。

なお、羽田空港で通常のリムジンバスを利用する場合は、「東京ビッグサイト」のバス乗り場が最寄りで、片道運賃は620円。所要時間は25分程度。

成田空港の場合は「東京ベイ有明ワシントンホテル」のバス乗り場がビッグサイトの最寄りとなり、片道運賃は2,800円。所要時間は1時間程度。

■水上バス

東京観光汽船の水上バスはすでに通常便は運休している。しかし日の出桟橋と東京ビッグサイトを増便運航すると、Web サイトで発表している。内容は日の出桟橋を10時に出航する始発便から17時発の最終便まで約30分間隔というものだ。所要時間は25分~35分。片道運賃は410円。

■京急バス

京浜急行バス(京急バス)は、冬コミに合わせた増便は予定していない。Web サイトによると、12月28日、30日は土日休日ダイヤ、29日は平日ダイヤで運行する。横浜駅~ビッグサイト間の片道運賃は820円。所要時間は約50分だ。

■都営バス

(2014/12/16 更新)

都営バスの臨時ダイヤが発表になり、増発便の運転も決まった。ほとんどの情報は Web サイト から確認できる。

都営バスは東京駅、門前仲町を起点とする路線でビッグサイトに停車する。一部は豊洲駅を経由する。

まず東京駅八重洲口とビッグサイトをつなぐ「東16」系統は28、30日は休日ダイヤ、29日は平日ダイヤで運転する。

また東京駅丸の内口から発車する「都05」は28日は休日ダイヤ、29日は平日ダイヤ、30日は土曜ダイヤだ。

さらに八重洲口からの増発便がある。「東京駅バスのりば」の臨時バス乗り場から利用できる。これは朝6時30分~15時58分まで5~6分間隔で発車し、ビッグサイト西棟に着く。西棟からも10時~17時15分まで3~5分間隔で東京駅への臨時バスが出る。この増発便については Web サイトに記載がないので、詳細は当日東京駅バスのりばで直接確認されたい。

門前仲町を出発して豊洲駅を経由する「門19」系統は28、30日は休日ダイヤ、29日は土曜ダイヤで運転する。

各路線とも片道運賃は切符210円、IC 206円。所要時間は東京駅起点が約40分、門前仲町起点が約30分。

なお、錦糸町駅を起点とする「急行05」、森下駅を起点に豊洲駅を経由する「急行06」もビッグサイトに停車するが、コミックマーケット開催期間中は28日のみの運転で、29日、30日は運休となる。2日目以降の参加者は使えないことに注意が必要だ。

さらに過去にあった豊洲駅からの臨時バス、増発便は今回は運転しない。