埼玉県・秩父で、山の斜面を利用して作り出した巨大な氷柱の景観「あしがくぼの氷柱」が2015年1月9日~3月1日に公開される。西武鉄道の特急「レッドアロー号」の車窓から鑑賞でき、公開期間中は付近を通る際に速度を落として運転するほか、特別に芦ヶ久保駅に停車する列車もある。


秩父では、奥秩父大滝で自然が作り出す「三十槌の氷柱」をはじめ、小鹿野町の人が冬に作る「尾ノ内百景氷柱」など、巨大な氷柱の眺めを楽しむ催しがいくつかある。あしがくぼの氷柱もその一つで、芦ヶ久保の山の斜面を利用して、地元の人が沢の水を撒いて作り上げる。西武鉄道からアクセスしやすいのが特徴。


氷柱の公開に合わせて、1月24日から3月1日の期間、最寄り駅の芦ヶ久保駅に特急レッドアロー号の一部が臨時停車する。

芦ヶ久保駅に臨時停車するレッドアロー号
芦ヶ久保駅に臨時停車するレッドアロー号

また西武秩父線の芦ヶ久保~横瀬駅間の車窓からも観賞できるため、1月16日から2月28日までの金・土曜日には、日没からのライトアップに合わせて同区間で一部電車の速度を落として運転する。

芦ヶ久保~横瀬駅間では速度を落として運転予定
芦ヶ久保~横瀬駅間では速度を落として運転予定

 
また公開期間中は、芦ヶ久保駅からあしがくぼの氷柱までの散策路を整備する。

線路付近からのようす
線路付近からのようす

レッドアロー号の運賃は池袋~西武秩父間で切符780円、IC 772円。池袋~芦ヶ久保間で切符700円、IC 699円。別途特急料金640円がかかる。

なお、芦ヶ久保駅で降車して氷柱まで行くと、環境整備協力金として200円がかかる。土曜日のライトアップの時間帯を除き、甘酒または地元・横瀬産の紅茶を1杯無料でもらえる。詳細は横瀬町の公式サイトで確認されたい。