本田技研工業(ホンダ)の新型乗用車「JADE(ジェイド)」の最新情報が公開された。3列シートを装備し、ミニバン並みの居住性とユーティリティ、立体駐車場に対応した低全高が特徴の車種。2月13日に発売する。






JADE は低燃費のハイブリッドシステム 「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」を採用。基本グレード「HYBRID」と上位グレード「HYBRID X」があり、後者では新たな運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」のさまざまな機能を利用できる。


Honda SENSING は特性の異なる2種類のセンサで構成する。ミリ波レーダで前方のクルマや歩行者などの位置や速度を検知し、カメラでその大きさや形を識別。さらに周囲の状況に加えて、ドライバの意思と車両の状態を認識し、ブレーキやステアリングなどを協調制御する。


センサ類と連動するのが、例えば緊急時に自動で作動する衝突軽減ブレーキ(CMBS)や、前を走るクルマに合わせて自動で加減速して車間距離を保つアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)だ。

これに加え車線の中央に沿って走れるようステアリング操作を補助する車線維持支援システム(LKAS)、車線を外れそうな場合にステアリングを制御する路外逸脱抑制機能などもある。前方に障害物がある場合に発進時の急加速を抑える誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能も利用できる。

HYBRID、HYBRID X 両グレード共通の主要装備は次の通り。LED ヘッドライト、エマージェンシーストップシグナル、ヒルスタートアシスト機能、連続容量変化タイプの運転席用 i-SRS エアバッグシステムと助手席用 i-SRS エアバッグシステム、容量変化タイプの1列目シート用 i-サイドエアバッグシステム、1~2列目シート対応のサイドカーテンエアバッグシステム、VSA、リアクティブフォースペダル、S モードスイッチ、マルチインフォメーション・ディスプレイ、ワンタッチウインカー、本革巻ステアリングホイール、自動防眩ルームミラー、親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス、16インチスチールホイール+フルホイールキャップ。

HYBRID X はこれに加え、Honda SENSING の各機能とフォグライト、プライムスムース/ファブリックのコンビシート、専用インテリア、クロームメッキ・アウタードアハンドル、大型テールゲートスポイラ、17インチ ノイズリデューシングアルミホイールなどを利用できる。