Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)の7人乗り SUV「GLクラス」に、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「GL 350 BlueTEC 4MATIC」が追加された。



「3.0L V型 6気筒 BlueTEC エンジン」を搭載する。ピエゾインジェクタを使ったコモン・レールダイレクト・インジェクションや電子制御式可変ターボチャージャなどを備える。最高出力 258PS、最大トルク 620Nm と、大型 SUV に十分な動力性能を持ちながら、燃費効率との両立も図られている。


エンジンの名称にある「BlueTEC」は、排出ガスに尿素水溶液を噴射して化学反応を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を削減するシステムを指す。これにより諸外国に比べ厳しい日本のディーゼル排出ガス規制に適合していると、メルセデス・ベンツは自慢げに強調している。

すでに同社は「E クラス」「M クラス」「G クラス」にはクリーンディーゼルモデルを設定しているが、SUV などでユーザーの支持があることから GL クラスにも広げた形だ。

今回のモデルではさらに、従来は GL クラスに設定のなかった右ハンドルを採用している。またミリ波レーダとカメラによる安全運転支援システムをはじめとする装備も備える。


これに加え総合保証プログラム「メルセデス・ケア」、有償の保証延長プログラム「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおける優遇がある「メンテナンス プラス」の対象だ。

希望小売価格は1,000万円(税込)。平成26年度エコカー減税(重量税、取得税 免税)および自動車グリーン税制優遇措置(翌年度自動車税75%減税)を受けられる。